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1987 年度 実績報告書

糖尿病性網膜症に対する網膜光凝固療法の適正化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61570845
研究機関琉球大学

研究代表者

福田 雅俊  琉球大学, 医学部, 教授 (90009928)

研究分担者 小杉 忠誠  琉球大学, 医学部, 助教授 (80045517)
三村 悟郎  琉球大学, 医学部, 教授 (50040514)
内藤 誠  琉球大学, 医学部, 助教授 (20049018)
キーワード糖尿病性網膜症 / 網膜光凝固療法 / 汎網膜光凝固 / 病巣光凝固 / 硝子体蛍光測定 / 福田病期分類
研究概要

1.両眼共に同程度の増殖前網膜症(福田分類BI)を持つNIDDM症例(男7, 女3)の片眼を汎網膜光凝固(1000回以上), 他眼を病巣凝固(600回以下)で治療し, 半年後に効果を判定した結果, 有効例(網膜症の進行が停止・改善したもの)は汎凝固2眼, 病巣凝固5眼で, さらに視力の改善されたものは汎凝固0, 病巣凝固2眼であった. 他方網膜症の変化が改善されなかったものは汎凝固3眼病巣凝固5眼, 明らかな悪化が認められたものは汎凝固5眼病巣凝固0と明らかに少数凝固(病巣凝固)の方が有効率が高い傾向が認められた. (57回九州眼科学会, 昭和62年7月19日, 於大分市にて発表)
2.さらに両眼同程度の軽症悪性網膜症(福田分類BIまたはBII)を持つ糖尿病患者16例に同様の光凝固を実施し, 経過を追跡中である. 効果は眼底所見, 視力のほか硝子体蛍光測定値によっても判定する. この結果は前報症例も加えて42回日本臨床眼科学会(昭和63年9月24・25日, 於東京プリンスホテル)及び13回国際糖尿病学会(昭和63年11月20〜25日, 於シドニー)にて発表の予定である.
3.上記発表内容が統計学的にも有意差ありと判定されれば, 今少し多数の施設・大学病院とも共同して多数症例による検討を加え, 国際眼科学会(1990年3月18〜24日, 於シンガポール)にて発表したいと計画中である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 上原勝 他: 臨床眼科. 43. (1989)

  • [文献書誌] 福田雅俊 他: 日本眼科眼界雑誌. 92. (1988)

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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