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1986 年度 実績報告書

ヘモグロビンのヘムの酸化開裂が契機となる赤血球老化機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61571050
研究機関岡山大学

研究代表者

廣田 喬  岡山大, 薬学部, 助教授 (00033275)

研究分担者 岩藤 章正  岡山大学, 薬学部, 助手 (10116436)
広田 和弘  岡山大学, 薬学部, 助教授 (50029956)
キーワードヘモグロビン / ヘム / 老化 / 赤血球 / ヘマチン酸 / ペントダイオペント
研究概要

正常人の赤血球は、加齢と共に溶血が起り消失してゆく。この老化に伴う生化学的変化を、赤血球中で起るヘモグロビンのヘム環の酸化開裂に契機があるとする機構を提出することが本研究課題である。従って本研究の主な仕事は、赤血球中のヘム由来の酸化分解物質の探索、その物質の構造決定及び加齢した赤血球中にこれらが蓄積している実験事実を見い出すことがである。本研究年度では、ヘムの酸化開裂物質のモノピロールとしてのヘマチン酸およびジピロールとしてのペントダイオペント(プロピオン酸残基を2個とメチル基を2個をもつ)が赤血球中に存在することを見い出すことができた。赤血球から上記2つの単離は、溶血溶液を硫酸を含むメタノール溶液で加温処理し、メチルエステルの誘導体に変えた。これをカラム及び薄層クロマトグラフィーにかけ分離単離した。これらの純度は、逆相カラムを用いる高速液体クロマトグラフィーで実施した。これらの構造決定は、プロトンNMRで行った。以上の研究実績は、第59回日本生化学会大会(61年10月および第25回日本薬学会中四国支部大会(61年11月)において口頭発表した。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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