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1987 年度 研究成果報告書概要

教育病院の臨床教育における検査計画法の標準化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61571105
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病院管理学
研究機関東海大学

研究代表者

尾崎 恭輔  東海大学, 医学部, 教授 (90119660)

研究分担者 津田 豊和  東海大学, 医学部, 非常勤講師
岡本 裕一  東海大学, 医学部, 助手 (60185486)
渡邊 一平  東海大学, 医学部, 助手 (50147162)
TOYOKAZU TSUDA  Visiting Professor
研究期間 (年度) 1986 – 1987
キーワード重複検査 / 患者別カレンダー方式外来入院会計診療リスト / 検査の頻度 / 臨床検査計画法の標準化 / 医療資源
研究概要

(1)昨年度と同様の方法で東海大学病院を昭和61年3月に退院した患者のうち644名を60年6月に退院した631名と併せて検討した. いづれも在院日数7日以上, 60日以内の患者に限定した.
(2)我々は臨床検査を検体検査と生理検査にわけ, 又, スクリーニング検査, 鑑別診断(病名と重症度), 経過観察のための検査及び合併症, 併発症の検査に分類した.
(3)上記退院患者の夫々の1入院期間中で同一検査が7日間に3回以上あるものについて病名, 病状, 検査所見をカルテにより検討し, 必要あれば主治医をまねいて検討し, 妥当, 不必要の疑い, 調査不能の三群に分けた.
(4)上記退院患者を主病名により, 17分類し, 検討した. 又, 手術例, 死亡例, 未熟児例を抽出して検討した.
(5)同一検査のあった症例は60年6月, 61年3月の上記退院患者のうち夫々48.3%, 45.3%であった.
(6)同一検査のあった症例のうち, いづれの同一検査も妥当と判断された症例は両月夫々64.9%, 63.4%であった.
(7)両月の同一検査のうち不必要の疑いのある比率の高い検査項目はマルチスティック, デキストロスティックス, 血沈, 血液生化学および未血検査なのでこれらの検査はその頻度に注意する必要がある. 即ち検体検査で経過観察用検査に同一検査が多く行われる.
(8)同一検査の起こり易いと考えられる手術例, 死亡例, 未熟児例について夫々検討した.
(9)臨床検査に関して病名, 病状による検査項目についての成書論文は多くあるが, 検査の頻度についての発表は殆どない. 臨床検査の標準化はこの両者の組み合わせによるものである.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Pamela L. Faulkner: "Many diagnostic tests may be unnecessary" Hospitals. April.16. 57-59 (1981)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1989-03-30  

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