研究概要 |
血小板膜糖蛋白と細胞骨格蛋白との相互関係を非刺激時血小板、トロンビン刺激血小板で検討した。 1)膜糖蛋白を【^(125)I】ブヨード〓識した洗滌血小板にトロンビンを加えた後、triton不溶性分画として骨格蛋白を得た。SDS-polyacrylamide gel電気泳動にて血小板蛋白を分離後 オートラジオグラフィーを施行し、細胞骨格中に含まれる膜糖蛋白Gp【I】b,Gp【II】b/【III】aを分析した所、トロンビン刺激後Gp【II】b/【III】aの著しい増加がみられた。 2)血小板をtritorで可〓化した後、抗Gp【I】bモノクローナル抗体,抗Gp【II】b/【III】a枢リクローナル抗体をそれぞれ用い、inmunoisolationを施行し、Gp【I】b,Gp【II】b/【IV】aに結合して分離される蛋白をSDS-polyacrylamide gel電気泳動,二次交差免疫電気泳動などで検討した所、Gp【I】bにはactin-fivding pritein,Gp【II】b/【III】aにはactinがそれぞれ結合している可能性が強く示唆された。 これらの糖蛋白,骨格蛋白の結合が血小板の活性化機構とどのような関係にあるのか現在検討中である。
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