研究課題
大雪・日高をフィールドとする自然教室のカリキュラム及び事前テスト、事後テスト、自己評価などの評価問題の作成を行った。札幌市立曙小学校の協力のもとで、このフィールドの実践を行い、評価データを得ることができた。大雪・日高をフィールドとする自然教室の事前指導のための映像教材を35ミリスライドとVTRで収集した。映像の内容は森林の垂直分布、高山植物、海浜植物、地形・地質、コースの概要である。児動の意識や態度の変化及び理解過程を追跡・調査するためのコンピュータプログラムを開発し、現在は収集しデータの解析を行っている。自然教室の事前指導の場として、北大植物園、野幌森林公園、石狩浜、道立開拓記念館、滝川自然史館、サケ科学館等の利用を予定していたが、上記の学校(曙小学校)での実践は行うことができなかった。そこで、初期の計画を一部変更して、学校の指導計画や学校規模及び天候等に左右され、これらの地域資料・展元館を利用できない学校や、1回しか利用しない学校に対して映像による事前学習ができるように、映像教材の作成を行うことにした。今年度は開拓記念館、滝川自然史館、サケ科学館、石狩浜の映像教材を作成した。また、これらのフィールドのうち、石狩浜とサケ科学館を札幌市立北郷小学校5年生が現地学習として利用したため、そのデータを得ることができた。石狩浜はPTA行事として、又サケ科学館は社会見学として実施したものである。