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1986 年度 実績報告書

高校生物教育における「植物の成長と形態形成」の実験開発

研究課題

研究課題/領域番号 61580246
研究機関東京学芸大学

研究代表者

片山 舒康  東京学芸大, 教育学部, 助手 (20014855)

研究分担者 鈴木 章方  山梨大学, 教育学部, 教授 (60020476)
武田 幸作  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30081798)
岡崎 恵視  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40014732)
キーワード科学教育 / 生物教育 / 高校生物 / 生徒実験開発 / 植物の成長 / 光形態形成
研究概要

本研究の目的は、これまでほとんど開発されていなかった「植物の成長と形態形成」に関する高校レベルに適した生徒実験を開発することにある。今年度の研究内容は、次の3つである。
1.植物ホルモンの作用に関する実験開発:キュウリの黄化子葉の緑化や肥大は、サイトカイニンによって促進される。これを調べるための実験条件(特に光条件)を検討し、一般の高校で生徒実験として容易に実施できる実験系を確立した。また、果実の成熟・落果を促進するエチレンの作用を、ピーマン・シシトウ・ブドウなどを用いて生徒自身が容易に確認できる実験系を確立した。
2.光形態形成に関する実験開発:種子発芽(光発芽)や光による器官形成など光形態形成の実験は、単色光を用いる必要がある。そこで市販の螢光灯と色フィルターの組合せにより、単色光を容易に得ることのできる装置を考案した。この装置を用いて、種子の発芽に及ぼす光の影響を調べる生徒実験を開発した。また、この装置は次項に述べる実験にも用いることができる。
3.植物の運動に関する実験開発:オジギソウの葉の羽片の就眠運動(開閉運動)とそれに及ぼす光の質(特に赤色光・近赤外光)の影響を調べるための実験方法・実験条件を検討し、生徒自身がこれらの現象を短時間で容易に確認できる実験系を確立した。
以上の開発した生徒実験を高校の教育現場で試行するために、実験テキスト及び教師用の指導マニュアルを作成した。

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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