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1986 年度 実績報告書

複式学級の算数・数学教育におけるマイクロコンピュータの利用

研究課題

研究課題/領域番号 61580256
研究機関鹿児島大学

研究代表者

植村 哲郎  鹿大, 教育学部, 助教授 (60040739)

研究分担者 山下 陸夫  鹿児島大学, 工学部, 助手 (40041545)
真田 克彦  鹿児島大学, 教育学部, 教授 (30041164)
キーワードマイコンの教育利用 / 複式授業 / 算数教育 / LOGO / マイコン通信
研究概要

(1)附属小学校に特設されている複式学級において、2ケ月にわたって算数の複式授業の観察にあたった。また、北海道の僻地にある学校で、複式学級におけるマイコンの教育利用の実態を調査した。その結果、複式授業の特殊性,各種の障害,授業の効率の悪さなどの問題点が明確になった。またその様な問題点の解消の為にマイコンを利用する方法も明確になってきた。
(2)マイコンの複式授業における利用プログラムを開発した。そして、マイコン一式を購入し当学部の備品である一式と併せて計2式を複式学級に設置し、実験授業を2回実施した。その結果、山村地の小学校での実験授業では、授業観察をした教職員からも高い評価を得るなど、複式授業でのマイコン利用の有効性が実証されつつある。
(3)モデム付電話を購入し、学部既設のカプラや工学部既設のモデル付電話等を用いて、研究室間、附属小学校間のファイル転送やメッセージ交換の実験をした。僻地との通信の見通しがついたので、次年度は、僻地学校との通信を実験する予定である。
(4)LOGO言語を利用した教育用ソフトを開発した。学会等でも発表した。それの教育現場における利用が、教師も児童にも可能であるとの感触を得たので、次年度、複式学級の児童にも使わせる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田村三郎: "コンピュータを利用する 小・中・高校の算数・数学" 三晃書房, 224 (1987)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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