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1986 年度 実績報告書

コンピュータ・ビデオ・ディスク等を用いたマルティメデイアCAIユースウェアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61580258
研究機関早稲田大学

研究代表者

寺田 文行  早稲田大, 理工学部, 教授 (30063324)

研究分担者 祝原 進一  早稲田大学系属早稲田実業, 教諭
山下 元  早稲田大学, 政経学部, 教授 (40112990)
石垣 春夫  早稲田大学, 教育学部, 教授 (60063492)
和田 淳蔵  早稲田大学, 教育学部, 教授 (50063342)
洲之内 治男  早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063238)
キーワードTHEシステム / レーザーディスク / SWSフロセッサ / FRS-分析 / ファジィ理論
研究概要

1.個々人の学習進行の遅速の差にかかわらず同時進行を余義なくされるという集団教育の問題点を補う為に、我々は各々の理解度・学習到達度・ニーズに沿って、完全な個人学習が可能なシステムの開発に努力してきた。現段階までの研究の進行状況は、従来のTHEシステムはレーザーディスク(レーザーディスクの機能に関しては、その効果を十分に引きだしていた。)のみであったが、ハードウェアの進歩にともない、SWSプロセッサ(Still with Sound processor)との組み合せにすることより、ディスクの画像帯域に音声データを圧縮して、豊富な教材を提供できる。特に、数学の教材に、十分な音声説明を加えることができるようになり、高度の教育インテリジェンシィをはかることが可能になっている。それにもかかわらず、現時点ではSWSの機能を十分に生かしきっていない面があるので、その立場に立って、より一層インテェリな教育機能を持たせるシステムの開発研究を行なっている。
2.2項目間の関連の度合いを測る係数、及びこの係数から構成される行列と二値化(三値化)し、グラフ化する研究と、これを基にして教材構造・教授構造と学習構造との比較・検討する事例研究をおこなってきた。現在は、ファジィ理論に加え、グラフ理論における集中核(convergence kernel)発散核(divergonce kernel)の考え方を利用して、二値化(三値化)された行列から有効なグラフを抽出する方法を考察中である。テストデータから得られた統計的情報を有効なグラフ(特に、単線型)に表わすことができると、教授構造グラフと学習構造グラフとの比較が容易になる。現在の研究進行状況について述べると、理論的にはほぼ完成し、それをサポートするコンピュータ・システムのプログラムの完成を急いでいる。これにより、FRS-分析のバージェンアップがなされる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 寺田文行: 科学教育研究. Vol,10No.2. 77-83 (1986)

  • [文献書誌] 寺田文行: 科学教育研究. Vol,10No.1. 12-16 (1986)

  • [文献書誌] 寺田文行 他: 1F1P(MCSE'86). 287-292 (1986)

  • [文献書誌] 寺田文行: Educational policy Seminu Papers(The City Univorsity of New York). 56-62 (1986)

  • [文献書誌] 洲之内治男: I.U.T. (1986)

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公開日: 1988-11-10   更新日: 2016-04-21  

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