研究概要 |
1.情報処理環境の高度化:非専門家のためのコンピュータリテラシー,すなわち、基本的情報処理教育の開発を目標とし、具体案を作成した。特に本年度は学内の学生や教職員の情報処理能力を向上させることを目指し、学内の環境を情報処理の面から高度化することを試みた。 学内にある様々の生活情報のうち、我々にとって最も利用度の高い情報は何かを堀り起すことから始めた。我々にとってニーズの高い情報の処理を我々自身が行うことによって、我々の情報処理環境は高度なものとなりうる。この目的のために、次に示す生活情報データーベースを作成した。 2.情報処理システム:FM16βHD【II】 システム一式と,リレーショナルデータベース(dBASE【II】),および簡易作表言語(Multiplan)を使用した。 3.生活情報データベース (1)「仕事への道 企業求人ファイル:当短大の学生部にある求人票を基にして、データベースを作成した。内容は、企業名称,所在地,勤務条件 (給与,職種,入社試験日,休日)、社会保険など32項目からなる。利用者は各項で検索し必要な企業情報を入手することができる。このファイルに、入社試験記録、卒業生の勤務状況等の情報ファイルを連結し、利用者のニーズを汲み上げたシステムに発展させる。(2)「ともだち 同窓生検索システム:当短大の国際教養科の在校生と卒業生についての個人情報,入学と卒業年度,学籍番号,各種クラス番号,氏名,改姓,現住所,勤務先所在地,電話番号,出身高校,勤務先名称,所属クラブ,取得した資格等32項目からなるデータベースを作成した。このシステムは同窓生間の関連づくりに役立つことができる。 上記のデータベースを学生自身が総合的に運用することによって、情報処理能力の向上を計ることができた。
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