研究課題/領域番号 |
61850021
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
瀬口 靖幸 阪大, 基礎工学部, 教授 (20031073)
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研究分担者 |
多田 幸生 神戸大学, 工学部, 助教授 (70135812)
田中 正夫 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (40163571)
前田 良昭 大阪大学, 基礎工学部, 講師 (20029432)
森本 吉春 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (20029573)
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キーワード | 知識工学 / 設計型エキスパートシステム / 構造設計 / 骨組構造 / 概念設計 / PROLOG環境 |
研究概要 |
構造物の設計過程における概念設計部分は非数値的ではあるが、表層的な知識に基づくある論理的な決定過程であるとしてしまうことにより、いわゆる設計型エキスパートシステムとしてその概念設計のソフトウェアのプロトタイプを開発しようとするものである。本年度は初年度であるので若干の試行錯誤を経て、トラス骨組構造に限定したプロトタイプシステムが稼動するまでに至った。以下がその内容である。1.前年度に開発を試みた有限要素法・モデル化過程の知識処理システムは、本課題と密接に関連するので、結果を整理、再検討し、公表して、外部研究者の討論に付し、参考意見を聴取した。2.設計型エキスパートシステムは診断型のそれを基礎とするべきであり、このため知識獲得が容易な複写機の故障診断システムを試験的に開発し、開発環境の深い理解を得た。3.トラス骨組構造に限定した小規模構造設計エキスパートシステムの開発をPROLOGの環境のもとで進めた。これは、図形を通じてユーザーフレンドリーな状況のもとで概念設計を行うもので、これを最適構造設計システムへ結合することにより詳細設計域までも立至ることができるものである。さらにこのプロトタイプシステムについて種々の評価を行った。
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