研究課題/領域番号 |
61850022
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
斉藤 勝政 北海道大学, 工学部, 教授 (40001169)
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研究分担者 |
三好 隆志 北海道大学, 工学部, 助教授 (00002048)
岸浪 建史 北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)
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キーワード | 放電加工 / 放電創成加工法 / NC放電加工 / CAM / 輪郭制御ソフトウエア / 6軸NC制御放電加工 |
研究概要 |
放電加工は複雑な形状加工、難削材の加工等、機械加工法に比べ、優れた特徴を有する反面、加工速度が遅い、電極形状加工を必要とするなどの欠点もある。一方、ワイヤカット放電加工は数値制御技術との融合により2次元輪郭形状加工の最も有力な加工法であって広く金型形状加工に利用されている。しかし、ワイヤ放電加工は2次元の底無し形状加工にその利用は限定され、3次元形状加工への適用には基本的限界がある。そこで本研究では要求形状を幾つかの断面形状とその移動軌跡で表現できる形状の加工を対象とした高速NC放電加工法としての6軸制御NC放電加工装置の試作開発を目的としたものである。6軸NC放電加工方法は要求断面形状に対応するプロファイル電極を3次元空間で、その位置・姿勢をNCで制御することにより形状加工を可能とする独自のくりぬき加工であって、高速かつ安定した放電加工を可能とし、プログラムによる電極製作、輪郭制御NCデータの作成を可能とし極めてフレキシブルな合理的加工法と言える。これらの目的を達成するために本年度は6軸制御装置のハードウエアとして3自由度関節機構の開発および3軸NC工作機械との結合により6軸NC駆動機構の開発を行なった。また電極位置姿勢の制御を可能とする輪郭制御ソフトウエアの理論的研究を行ない、その試験ソフトウエアとして4軸制御ソフトウエアの開発を行なった。
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