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1986 年度 実績報告書

高含水作動液用高圧ピストンポンプの試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 61850032
研究機関横浜国立大学

研究代表者

山口 惇  横国大, 工学部, 教授 (40017885)

研究分担者 清水 誠二  横浜国立大学, 工学部, 助手 (80154293)
一柳 健  日立建機(株), 技術研究所, 主管研究員 (50298220)
キーワードピストンポンプ / 高含水作動液 / 静圧軸受 / 油圧ポンプ
研究概要

高含水作動液(水分95〜98%)を用いて、連続使用圧力25MPa、回転数1800rpmで使用可能なピストンポンプを試作し、火災安全性の点から石油系作動油を使用できない分野に、保守管理上問題の少ない液圧制御システムの導入を促すことを目的とする。
第一年度である本年度は、斜板式ピストンポンプの主要摺動部に流体潤滑を実現するため、ポンプメーカから提供された寸法に合わせて、静圧軸受部の設計を行い、材料ならびに製作上の検討を加えた後、ポンプの製作を依頼した。
まず、弁板・シリンダブロック間については、ポンプ軸のばね効果を加えた設計法を開発し、シリンダブロック外周に軸受を設置する必要のないことを確かめ、弁板に設ける静圧パッドの大きさ、液体供給用の絞りについて、この部分に生じる動力損失を少なくする組合せを追求して、3パッド方式として寸法を決定した。
ピストンまわりの静圧軸受については、今回は静的運転状態での設計計算となったが、来年度に、動的状態での確認計算を行う予定である。ピストンスリッパ部については、斜板角度が16゜であるため、基本的な問題は生じないと判断した。
納入されたポンブの実験的検証は、現在、弁板静圧パッド絞りの均一性の確認試験ならびにポンプの据付け準備中であり、来年度始めに第1次の評価ができる見通しである。よって、基本的には、研究実施計画通りに進行している。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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