研究課題/領域番号 |
61850059
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野口 正一 東北大, 電気通信研究所, 教授 (80006220)
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研究分担者 |
柿沼 淑彦 郵政省, 電波研究所情報通信研究室, 室長
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (60111316)
根元 義章 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (60005527)
坂田 真人 東北大学, 大型計算機センター, 助教授 (60006335)
長沢 庸二 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80005313)
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キーワード | 衛星ネットワーク / 分散制御 / ネットワークプロトコル,通信ソフトウェア / 仕様記述言語 / 通信衛星 / マルチアクセス / メッセージ遅延 |
研究概要 |
1.本研究で対象とする学術向けネットワーク構成のため既存の東北大学国内衛星CS-2地上局を利用する総合衛星情報処理ネットワーク地上実験局システムの構築をすすめた。具体的には、衛星通信系と大型計算機システムとの結合に関する問題点について検討し、これを解決する衛星ネットワーク通信処理装置の具備すべき条件を明確にし、次いでシステム設計をハードウェア、ソフトウェアの両面で行い実験システムを確立した。特に、高速な処理を可能とする実時間処理通信処理系でシステムを得た。 2.検討するネットワーク構成はいわゆるTwo-hop衛星アクセス方式であるが、衛星回線の特徴を十分に検討した方式は未だ明らかではない。そこで、衛星ネットワークを重点としたネットワークアクセス方式について検討を加え、CS-2実験によりその特徴を求めた。その結果、大学間ネットワークを想定するような小規模地上局による分散制御型衛星ネットワークと地上ネットワークの接続方式としては、地上ネットワークへのアクセス方式も衛星ネットワークと同様に予約方式を採用する方が優れていることが実験により明らかになった。また、ふくそう制御方式についてもその問題点を明らかにした。 3.通信ソフトウェアの自動形成システムの構成について検討を行った。具体的には衛星通信向け通信ソフトウェアの自動形成システムの核となる知的開発支援システムについて検討し、構成要素である仕様記述言語、高級言語、検証法、エディタ及び変換アルゴリズムの検討を行った。また、これらの検討結果を踏まえた通信ソフトウェアの開発を実施している。 4.衛星ネットワークの応用実験として、計算機科学者のためのネットワーク(JUNET)への接続を計画し、その設計を行い、衛星ネットワーク系への適合性を明らかにした。
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