研究課題/領域番号 |
61860003
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
丹下 宗俊 神戸大学, 農学部, 教授 (40031158)
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研究分担者 |
堀尾 尚志 神戸大学, 農学部, 助手 (00031229)
津川 兵衛 神戸大学, 農学部, 助手 (50031191)
山本 博昭 神戸大学, 農学部, 助教授 (80031194)
西川 欣一 神戸大学, 農学部, 助教授 (10031171)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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キーワード | 画像処理 / 作物学的計測の自動化 |
研究概要 |
テレビ・カメラ2台、画像信号入出力装置(簡単な画像処理機能とコンピュータとのインターフェイスを持つ)、マイクロ・コンピュータ一式からなる画像処理システムを用い、作物画像から生体計測を行った。2台のカメラはカメラ切換え装置によりコンピュータからの信号で切り換えられ、3次元位置計測を可能にする。 1.システムの制御及び画像処理のためのプログラムを作成し、画像処理で用いられている種々の手法について、それらの作物への適用性について検討した。 2.葉の外縁上で指定された特異点を幾何学的に特定しつつ、その空間位置を異なる時刻において計測する算法を考案した。特異点の特定は、葉外縁の尖端部近傍の形状を、葉の図心を原点とする極座標上での微分による記述によった。 3.一般に、作物の葉形のフラクタル次元は、葉軸を中心に葉を回転させても一定である。クズの葉について求めた結果、調位運動により葉が回転しても一定であった。葉形の異なるものは、フラクタル次元も異なるための個々の葉を特定でき、複数の葉の運動を同時測定できることが検証された。 4.構築したシステムの試験のため、これを、クズ葉面積の季節的変化についての研究に実用した。 5.クズ葉の調位運動のポテンシャル論的解析に着手した。これは、解析結果の検証が可能になったためである。
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