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1986 年度 実績報告書

フレーバー研究におけるデータベースの総合的利用法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 61860012
研究機関香川大学

研究代表者

杉沢 博  香川大, 農学部, 教授 (60005600)

研究分担者 渡辺 乾二  名古屋大学, 農学部, 助教授 (70023447)
西村 敏英  東京大学, 農学部, 助手 (70180643)
倉田 忠男  お茶の水女子大学, 家政学部, 助教授 (60011920)
久保田 紀久枝  お茶の水女子大学, 家政学部, 助教授 (90008730)
大澤 俊彦  名古屋大学, 農学部, 助手 (00115536)
キーワードフレーバー成分のデータベース / コバッツインデックス / GCデータライブラリー / GCとGC / MSのリレーショナルデータ
研究概要

食品のフレーバー分析用のデータベースの整備をするため、各自が所有するGC/MSデータおよびGC保持指標に関するデータを持ち寄り、これらを整理統合してフレーバー分析の新しいデータベースの構築とその利用を目的に本研究を行った。
1.GC/MSによる同定の補助手段としてKovats Index を利用するため、Kovats Index Processor(システムソフト)を開発した。これにはKI値の計算,表示,KI値から化合物の検索,印刷などのシステムがあり、約3900化合物のデータを収録した。汎用性を考慮し、MS/DOSにより、市販のリレーショナルデータベースを活用できるようにした。
2.パソコン用に市販されている各種ソフト中、使いやすさ、検索およびソート機能の点から、R:Base4000を用いて、化合物名(英名と和名)、上に述べたKovats Index,CAS番号,その他化合物の基本骨格と官能基など10項目(属性)からなるGC-データライブラリーシステムを作成した。
3.動物性フレーバーを特徴づけるヘテロ環化合物特に含N,含S化合物であるピラジン,ピリジン,ピロール,トリチオランジチアジン50種のGC(KI値)およびGC/MSデータを収集した。
4.洋酒の熟成に関与する樽材の心材成分について、ヨーロッパオーク,ミズナラ,コナラを用いて検討した。オーク心材成分中、ブランデーの芳香に関与する成分と他の揮発成分約30種を同定、定量した。
5.分担研究者の専門分野毎に特徴ある揮発成分のデータ収集。食品の微量栄養素および微量成分の分解物、畜肉のオフフレーバー特に酸化臭に関与する揮発成分、天然抗酸化成分についてGC/MS分析を行い、これら特殊な成分のGCおよびGC/MSデータを収集した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 杉沢博: 日本農芸化学会 研究小集会 フレーバー研究におけるデータベース利用とその展開. 1-4 (1986)

  • [文献書誌] Osawa,T.;Ide,A.;Namiki,M.: Agric.Biol.Chem.

  • [文献書誌] Kubota,K.;Watanabe,K.;Kobayashi,A.: Agric.Biol.Chem.

  • [文献書誌] Uda,Y.;Kurata,T.;Arakawa,N.: Agric.Biol.Chem.50. 2741-2746 (1986)

  • [文献書誌] Nabeta,K.;Yonekubo,J.;Miyake,M.: Mokuzai Gakkaishi. 32. 921-925 (1986)

  • [文献書誌] Kato,H.;Rhue,M.R.;Nishimura,T.: Agric.Biol.Chem.

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2018-02-02  

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