研究課題
1.デザインを含む操作性の向上を中心とする仕様変更測定装置とコンピューター部分のデザイン変更をおこない、かつ両者間の接続ケーブルを整理し、操作、設置する上での支障の経減をはかった。2.国外使用を考慮に入れたパーソナルコンピューター(NEC9801VX、IBM-PC)と測定装置間のインターフェースを中心とする仕様変更、またデータ保存時容量の節約の為に、蛋白濃度測定データのサンプル時間は変更しないものの1msec毎のサンプル、フォトンカウントデータ処理をおこなう事とした。3.装置の規格化、装置間の測定値の変動を一定の規格内におさめる方法の検討較正用物質としてアルブミンについては0.038μラテックス、細胞については2.02μラテックスを使用し得ることについて検討し、一定溶液でのフォトンカウント値が同一規格になるようにレーザー出力を調整(初期設定)すると共に、各測定時のレーザー出力をモニターし、フォトンカウント値の補正プログラムを組み込んだ。4.装置の測定精度についての検討アルブミン、細胞代用モデルとしてのラテックスを使用し、両者の測定精度、分離能について検討し、臨床応用上問題ないことを明らかにした。臨床治験を自治医大、東大にて実施、厚生省に医用器具としての申請をおこない昭和63年4月に医用器具としての承認、認可が得られた。引き続き米国FDAに対し申請をおこない同9月に認可を得、日米両国で臨床応用が開始されるにいたった。
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