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1988 年度 実績報告書

医学の情意領域に対する医学生の能力開発をめざした新しい医学概論の構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61870101
研究機関島根医科大学

研究代表者

檜 學  島根医科大学, 医学部, 学長 (30035365)

研究分担者 西尾 利一  島根医科大学, 医学部, 助教授 (60112132)
黒川 正巳  島根医科大学, 医学部, 教授 (40043575)
田中 修  島根医科大学, 医学部, 教授 (50025615)
遠藤 治郎  島根医科大学, 医学部, 教授 (20026892)
森 忠三  島根医科大学, 医学部, 教授 (10025562)
キーワード医学概論 / 情意領域 / GIO(一般教授目標) / SBO(個別的行動目標) / ロールプレイ / CAI(コンピュータを利用した教育) / 学生参加
研究概要

臨床医学は、知識領域・技能領域・情意領域の3領域について学ぶことが重要である。本研究は、医学生の情意領域に対する能力を開発するための新しい医学概論を構築することを目的としている。昭和63年度の本研究班は5回の班会議を持ち、次の研究内容を達成した。1)学生の評価に基づき医学概論の主題とカリキュラムの立案を行った。時間帯は2年生の前期で、正味100分間を14回であり、一般教育・基礎医学・臨床医学の教授が参加している。医学概論の主題は、医学史3回、生について2回、死について2回、患者とのふれあい3回、臓器移植2回、学生参加ワークショップ・ロールプレイ2回で、講義形式の外に学生参加の形式を昨年から導入している。2)医学概論の講義内容の収集を行った。3)医学概論の主題のGIO・SBOの明確化を行った。
4)各講義の終了後に、講義に関する学生の感想文を14回分提出させた。5)望ましい医師の持つべき特質と人間像に関する調査を、医学概論講義の初期4月と後期9月に計2回行った。6)望ましい医師等に関する意識調査を、SD(Semantic-Differential)法に基づいて行った。7)医師と患者のロールプレイは、学生参加として取り上げ、企画・立案・実行はすべて学生の自主参加とし、当日のロールプレイの重要場面はすべてビデオに録画した。8)全講義の終了後、学生に対する評価(試験)を行った。9)試験の際に、医学概論の講義全般に対する学生の感想文を提出させた。10)他大学における医学概論の実施状況に関する調査を行った。11)CAIについては、患者と医師とのコミュニケーションのビデオを学生に示し、ビデオ供覧前・後の学生の態度の変容を観察、評価できる方法を開発し、学生実習で用いた。12)第20回日本医学教育学会で医学概論について発表した。13)医学概論の講義要旨を、当大学の「学園だより」に4回掲載した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 島久洋,檜學,遠藤治郎 他: 医学教育. 19. 275 (1988)

  • [文献書誌] 森忠三,石川進,檜學 他: 医学教育. 19. 275 (1988)

  • [文献書誌] 広谷速人: 学園だより. 16号. 5-9 (1988)

  • [文献書誌] 島田宜浩,恒松徳五郎,南沢孝夫: 学園だより. 16号. 10-19 (1988)

  • [文献書誌] 中村輝久,北尾学,地土井襄璽: 学園だより. 17号. 3-7 (1988)

  • [文献書誌] 石部知行,姫野安敏,春木繁一: 学園だより. 17号. 8-11 (1988)

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公開日: 1990-12-19   更新日: 2016-04-21  

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