• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1986 年度 実績報告書

工学教育へのニューメディア導入による新教育法モデル開発の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61880030
研究機関放送教育開発センター

研究代表者

阿部 美哉  放送教育開発セ, その他, 教授 (30151111)

研究分担者 舘 昭  放送教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (50116282)
神原 富民  函館工業高等専門学校, 校長 (20000721)
桐栄 良三  富山工業高等専門学校, 校長 (00025769)
藤沢 俊男  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (40029377)
坂本 昂  東京工業大学, 工学部, 教授 (00016338)
キーワード工学教育 / ビデオ教材 / CAI教材 / コンピューター通信 / ニューメディア
研究概要

・工学教育モデル構築のため、富山工専における全授業科目について、メディアの特性、教育方法、提示方法・内容などを調査分析してとりまとめた。その結果、科目の分類として、「一般教育」、「語学」、「自然科学基礎」、「専門」、「特別教育活動」に分け、それらに適合したメディア教育方法を検討し、次年度に実施する試行実験の計画を策定した。それと同時に、試行実験を実施するための教室の整備、視聴覚機器の配備を行い、年度末までに一応の完了をみた。
・「一般教材」、「特別教育活動」については、ビデオ教材の利用が現実的に有効であるとの結論に達し、それに対応した教材制作システムの設計や教材提示方法に研究の方向性が向いつつある。「自然科学基礎」及び「専門」については、マイコン利用による高等教育の実施が重要であることが、今までの試行により明らかにありつつある。そののため、「三角関数」、「力学」、「水力学」などの内容について、CAI教材を開発した。これは生徒に自学自習できる形式をとり、内容の充実と学習の興味付に考慮している。この教材の評価、学習効果を調査するため、その内容や使用方法を記述したテキストを作成し、いくつかの機関でそれぞれ調査できるようにした。
・「語学」については、主として英会話(作文)をとり上げ、学習効果を考えた授業形態を研究した。そのため、学習の動機付を高めるためのビデオ教材とそのテキストを試作して次年度からの評価研究の基礎を整備した。また61年10月より、放送教育開発センター(千葉)のホストコンピューターを仲介とするコンピューター通信によって遠隔教育実験を実施し、教員と学生が通信文を交換する演習形式の英語授業の試行を行った。この試行により、ある程度高い内容の情報交換を必要とする教育についても、遠隔で学習できる可能性が拡大したことが示された。

URL: 

公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi