研究分担者 |
鄭 煕敦 東北大学, 工学部, 助手
玉川 欣治 東北大学, 工学部, 助手 (30005368)
林 載奎 全北大学校工科大学, 助教授
鄭 世喜 全北大学校工科大学, 教授
庄子 哲雄 東北大学, 工学部, 教授 (80091700)
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研究概要 |
〔I〕海洋構造物の環境強度評価法に関する破壊力学的研究 (1)表面亀裂材を用いた海洋中腐食被労亀裂伝播に関する研究 海洋構造物の構造材料として広くもちられている炭素鋼について基礎データとして純水環境下における表面亀裂材の亀裂進展挙動を明らかにし, 亀裂内部の電気化学的電位分布及び亀裂進展速度を実測し表面近傍における亀裂進展挙動の特異性を明らかにした. 今後継続して海水中の試験に移行していく予定である. (2)低ひずみ速度試験(SSRT)による高張力鋼(HTー80)溶接部の割れ感受性評価法のの開発 溶接部を含む丸棒平滑試験片を用いたSSRT試験を実施し, 割れ感受性の組織依存性並びに電位, 試験片寸法依存性を明らかにした. その結果母材/熱影響部の境界部が強度的に低下していることが明らかとなった. また陰極防食の適正電位条件を明示した. 今後3軸応力の効果について検討を進める. (3)溶接熱影響部の破壊靭性の小型試験片評価法の開発 微小試験片SP試験法による局部的靭性評価を溶接部について実施しその評価法としての有効性を検討した. 〔II〕火力発電高温部材の経年劣化とその非破壊診断技術 (1)電気化学的手法による診断技術の開発 化学腐食法並びに分極法による材料の経年劣化計測を行いそれに基づく材料診断を行った. 今後手法のマニュアル化をはかり日韓で比較検討する. (2)AE周波数解析評価法 (2)SP試験あるいは破壊靭性試験時にあわせ計測されたAE波形を周波数解析し亀裂成長の微視機構との対応を解析中であり, 継続して解析を行う.
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