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1988 年度 実績報告書

大規模知識処理システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 62065002
研究機関東京大学

研究代表者

田中 英彦  東京大学, 工学部, 教授 (60011102)

研究分担者 喜連川 優  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40161509)
キーワード知識処理 / 並列処理 / 推論マシン / 論理型プログラミング / 関係データベース / データべースマシン / 知識ベース
研究概要

推論サブシステムの研究では、ネットワークインタフェス、推論プロセッサLSIを設計、試作し、これらのLSIを用いた推論ユニットのプロトタイプを設計した。また、先に製作したスイッチングLSIを用いて、ネットワークボードを設計、製作した。また、ラック、電源の仕様などの詳細を決定し、製作した。一方、効率の良い並列GCアルゴリズムを開発し、その有用性をシミュレーションによって確認した。知識ベースサブシステムの研究では、昨年度構築した機能ディスク第2版上に大規模リレーションの操作ソフトウェアを実装するとともに、各種関係代数演算に対し、詳細な性能評価を行ない、極めて高い性能を実現した。また、多次元クラスタリングインデックスに対する結合演算アルゴリズムの開発を行ない、その入出力性能をシミュレーションにより評価した。ハッシュアルゴリズムに関しては、不均一なデータ分布に対しても高い性能を保つ動的GRACEハッシュアルゴリズムを開発するとともに、一部実装し、有効性を確認した。更に、バルクアクセスを主とするトランザクションのスケジューリングに関しても、新しい方式を提案した。並列論理型言語の研究においては、高速実行を狙ったインプリメント寄りの言語FLENG--、ユーサ言語FLENG++の疑似並列処理系を開発、実装した。また、タイプ推論を含むディバッガを作成した。サブシステム間インタフェスの研究においては、データベース操作プリミティブを持った言語FLENG--/Dの疑似並列処理系を実装した。また、サブシステム間の通信量を評価し、そのプロトコルを決定した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 中山、喜連川、高木: Proc.of the 14th International Conf.on Verylarge Data Bases. 468-478 (1988)

  • [文献書誌] 喜連川、中野、高木: IEEE The 15th International Conf.on Data Engineering. (1989)

  • [文献書誌] 喜連川、原田、高木: IEEE The 15th International Conf.on Data Engineering. (1989)

  • [文献書誌] 清水、小池、島田、田中: 並列処理シンポジウムJSPP '89. 99-106 (1989)

  • [文献書誌] 小池、田中: Proc.of the International Conf.on Fifth Generation Computer Systems. 3. 970-977 (1988)

  • [文献書誌] Nilsson,田中: Proc.of the International Conf.on Fifth Generation Computer Systems. 3. 1031-1040 (1988)

  • [文献書誌] 喜連川、田中編: "Database Machines and Knowledge Base Machines" Kluwer Academic Publishers, 687 (1988)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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