研究分担者 |
安田 力 芝浦工業大学, 教授 (20016752)
高木 堅志郎 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90013218)
浜口 智尋 大阪大学, 工学部, 教授 (40029004)
中鉢 憲賢 東北大学, 工学部, 教授 (20006224)
御子柴 宣夫 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (70006279)
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研究概要 |
特定研究「超音波スペクトロスコピーとその物質工学への応用」は昭和59年度より発足し, 昭和61年度をもって3年間の研究計画を終了した. 本特定研究は物質中の広い周波数領域の超音波伝搬特性の測定, それによる材料物性の研究, これらを基礎とした新材料の開発, 超音波による材料評価法の確立を目的とし, 1)物質・材料評価のための超音波映像工学に関する研究, 2)光及び電子音響スペクトロスコピーの研究, 3)超音波材料工学の研究, 4)超音波精密測定の研究, 5)超高周波音波工学に関する研究の5つの計画研究班と公募研究者によって集中的に行なわれ, 極めて多くの顕著な成果を得ることができた. これらの研究成果を最後に取りまとめて討論し, 集約して関係研究者にも印刷公表することが, 昭和62年度の特定研究の目的であった. この目的のため, 昭和62年9月17日-19日の3日間, 東京大学物性研究所において最終回の全体シンポジウムを開催し, 研究者全員が各々の成果を発表し, 有意義な討論を行った. これらの研究成果は, 297ページの和文報告書として出版し, 300部印刷して参加した研究者や国内の関連研究者および研究機関に配布した. さらに英文による研究成果報告書「UltrasonicSpectroscopy and its Applications to Materials Science」も出版し, 海外の関連研究者約130名を含めて, 本特定研究分担研究者及び国内の関連研究者に配布した. これは超音波スペクトロスコピーの分野の今後の発展のために貢献するところが大であった.
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