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1987 年度 実績報告書

細胞内プロセシングと生体分子機能発現の機作

研究課題

研究課題/領域番号 62123008
研究機関京都大学

研究代表者

山科 郁男  京都大学, 薬学部, 教授 (70025675)

研究分担者 野島 庄七  帝京大学, 薬学部, 部長 (70090470)
永井 克孝  東京大学, 医学部, 教授 (80072974)
冨田 謙吉  京都大学, 名誉教授 (20025670)
池中 徳治  大阪大学, 理学部, 教授 (20028088)
市川 厚  京都大学, 薬学部, 教授 (10025695)
キーワード細胞内プロセシング / オルガネラ形成 / 膜融合 / 活性制御 / 増殖シグナル
研究概要

本研究は生体分子が真にその機能を発現するために, 転写, 翻訳の過程あるいはその後におけるプロセシングと総称される一連のオルガネラ形成, あるいは細胞機能における役割を明らかにし, それに基いてプロセシングによる生体分子の機能発現と細胞制御の生物学的意義を明らかにしょうとするものである.
本年度はとくに, 59〜61年度に実施された本特定研究を総括し, その成果を広く一般に公開することにより研究成果の還元をはかることを目的として次のような事業を行った.
1)62年度の研究成果報告書を刊行し, 全班員に配布した. 総括班会議を5月21日開催した. ニュース第9号を発行し, 公開シンポジウムの開催予定などを全班員に通知した.
2)公開シンポジウムを開催した. 5月21日(木), 東京大学薬学部記念講堂において, "細胞内プロセシングの分子機構"と題するシンポジウムを開催した. 演者は7名とし, 持ち時間は40分と十分にとり, 本特定研究により達成された研究成果をとりまとめて発表した. 約200名の参加を得たうえ, 非常に活発な討論が交され盛会であった.
3)単行本"細胞内プロセシングの分子機構"を刊行した. 本特定研究の成果のなかから特に進んだ研究を選び, 啓発的な読物としたものである. 総員276よりなる本書には, 大腸菌膜タンパク質の合成とその調節, カルシウムプロテアーゼの活性化機構と活性制御, 肝および血清レクチンの構造と機能, 高等動物ペルオキシソーム形成における蛋白質のプロセシング, ミトコンドリア蛋白質局在化の分子機構, 膜融合の分子機構, リンパ球増殖シグナル発現における情報プロセシングの7話題が含まれている. 本書は63年3月末, 全班員に配布した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yamada,H.: Journal of Biochemistry. 102. 455-464 (1987)

  • [文献書誌] Emori,Y.: Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America. 84. 3590-3595 (1987)

  • [文献書誌] Ikeda,K.: Journal of Biological Chemistry. 262. 7451-7454 (1987)

  • [文献書誌] Osumi,T.: Journal of Biological Chemistry. 262. 8137-8143 (1987)

  • [文献書誌] Murata,M.: Biochemistry. 26. 4056-4062 (1987)

  • [文献書誌] Ohno,S.: Nature. 325. 161-166 (1987)

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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