研究課題/領域番号 |
62300002
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
矢田 慶治 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (60006129)
|
研究分担者 |
平本 幸男 放送大学, 教授 (50011440)
渡辺 誠 分子科学研究所, 助教授 (00025397)
青木 貞雄 筑波大学, 物工, 助教授 (50016804)
木原 裕 自治医大, 看護短大, 教授 (20049076)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1989
|
キーワード | X線顕微鏡 / 生物学・医学への応用 |
研究概要 |
本年度は、3年目の最終年度であるが、予定通り年2回の研究打合せと報告会をもった。1回目は8月戸隠高原荘で行ない、18件の演題が出され、約30名の出席を得て行われた。また、打合せ会及びワ-キンググル-プの会にも充分の時間をとって当研究班の今後の対応を討議した結果、X線顕微鏡の生物学的な応用を主眼とした総合研究班を組織すべきであるとの結論を得て、木原裕自治医大教授を研究代表者として、平成2年度の科研費として申請することにした。 第2回目は平成2年1月つくば研究センタ-で行い、13件の演題が出され、約30名の出席を得て行われた。これらの研究報告会のプログラムは3年分まとめて研究成果報告書に掲載した。研究打合せ会では平成2年度の科研費に2年間の総合研究(A)として申請したことなどが話し合われた。 2年目の63年8月の研究会を自治医大で「X線顕微鏡栃木国際集会'88」として内外の約90名の研究者(国外10名)の出席を得て行ったが、そこで発表された成果を、今年の年初に単行本「X-Ray Microscopy in Biology and Medicine」として刊行することができた。これにはその編集委員長を引きうけられた都立臨床医学総研の篠原邦夫氏の労に負うところ極めて大きい。 3年間の研究会及びワ-キンググル-プの活動を通して、X線顕微鏡の開発とその応用に関して世界的な現状の把握と将来に対する展望を拓くことができたという点で、有意義な成果を挙げることができたものと思われる。
|