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1988 年度 実績報告書

瀬戸内海における東西・南北交流の總合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62300015
研究機関広島大学

研究代表者

稲賀 敬二  広島大学, 文学部・教授文学部長 (40033469)

研究分担者 森川 洋  広島大学, 文学部, 教授 (70040706)
正法地 孝雄  広島大学, 総合科学部, 教授 (00033910)
坂本 賞三  広島大学, 文学部, 教授 (20024903)
潮見 浩  広島大学, 文学部, 教授 (30033476)
小林 芳規  広島大学, 文学部, 教授 (10033474)
キーワード土器石器の交流 / 島嶼部の人口推移 / 三原図書館資料 / 山口県文書館村上文書
研究概要

本年度の調査・研究の概要は、次のとうりである。
1.6月22日、学内分担者全員の連絡会議で決定した研究計画を学外関係者に連絡。計画に従って、8月初旬、備後地域合同調査を、福山尾道に重点を置いて実施。現地において、当該地域の文化遺産について研究報告、討議の集会を開いた。
2.関係資料のデータベース構築については、前年スタートした言語関係に続いて、文学・歴史領域の試行入力のために、基本カード、職歴カードの作成と、その処理方法を検討し、作業は緒についた。
3.前年度と同様に、12月10・11日の両日、広島大学において、《内海文化ーその広がりー》の統一テーマで、研究分担者全員参加の研究報告集会と公開講演会を開いた。
4.以上の全体的活動の外、各研究チーム及び個人レベルで、各領域別の調査・研究活動を行った。
以上の中、1及び3を中心に、やや具体的に述べる。備後地域の合同調査においては、三原図書館所蔵の未整理資料から、貴重な新資料を数多く発掘した。逸名の物語絵巻は、中世物語「猿源氏」「花世の姫」などと共通点を持ちながら、内容は全く別なものであって学界未紹介の資料と思われる。また同図書館の漢籍には、最近注目されるようになった角筆文献を見出した。12月の全員集会では、共通テーマに即して、カナダ・トロント大学のギソ教授を含む講師2名の公開講演と、個別研究報告では、御調八幡宮蔵日本書記聞書古写本の性格、伊予松山の軍学者の家に伝わる資料、山口県文学館蔵村上象文書による内海海上支配の実体、延享之年勘定奉行の幾内・中国筋巡見、その他、考古学、地理学の分野にわたって、多角的な研究の報告を行った。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 小林芳規: 内海文化研究記要. 第16号. 1-52 (1988)

  • [文献書誌] 岸田裕之: 内海文化研究記要. 第16号. 53-90 (1988)

  • [文献書誌] 秋山伸隆: 内海文化研究記要. 第16号. 91-110 (1988)

  • [文献書誌] 坂本賞三 解説: 内海文化研究記要. 第16号. 111-147 (1988)

  • [文献書誌] 河瀬正利: 広大環境. No14. 2-8 (1988)

  • [文献書誌] 川越哲志: 内海文化研究記要. 第17号. (1989)

  • [文献書誌] 室山敏昭: 内海文化研究記要. 第17号. (1989)

  • [文献書誌] 有之正雄: 広島大学文学文学紀要. 第48特1. 1-160 (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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