研究課題/領域番号 |
62301010
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
神林 恒道 大阪大学, 文学部, 助教授 (80089862)
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研究分担者 |
三浦 信一郎 帝塚山学院大学, 文学部, 助教授 (50122148)
岩城 見一 京都市立芸術大学, 美術学部, 助教授 (40025086)
太田 喬夫 大手前女子大学, 文学部, 助教授 (30098230)
井口 正俊 西南学院大学, 文学部, 助教授 (00148850)
石田 正 大阪大学, 文学部, 教授 (20046361)
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キーワード | 映像学 / 音楽学 / 演劇学 / ビデオ / メディア / 大衆化 / イヴェント |
研究概要 |
昨年度、科学研究費によって購入した資料の充実によって、研究はいちだんと深まり、研究会も活性化した。 近代芸術思想の分析、近代芸術学の方法論の批判的検討(神林・石田・井口・太田・岩城・山口・大森)といった一般理論研究の進展はいうまでもないが、本年度は、特殊芸術学研究部門(岡林・出川・浜田)に新たに現代芸術の状況を具体的に、かつより幅広いものとして捉えるために、吉積健(映像学)、三浦信一郎(音楽学)、上倉庸敬(文学・演劇学)の諸氏に研究分担者として参加を願った。 現代芸術の大衆化への傾向を理解するためには、その感性に甚大な影響を及ぼしつつあるビデオ・テレビ等のメディアについての芸術学的視点は不可欠なものである。また音楽や演劇についても大衆参加による、開かれたイヴェントとしての認識が強まりつつある。この三氏の参加によってわれわれの研究の地平は更に大きく開かれた。 また本年度は二ヶ年計画の本研究の最終のまとめの年でもある。その全体的な具体的成果については、別紙の要約、研究成果報告書を見られたい。なお報告書とは別に、本研究の成果を更に発展的に展開した共同論集『芸術現代論-モダンからポスト・モダンへ-』の計画が、今秋の出版を目指して進行中である。
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