研究課題/領域番号 |
62301024
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
林 雅孝 山口大学, 教養部, 教授 (10100249)
|
研究分担者 |
大橋 薫 明治学院大学, 社会学部, 教授 (90062067)
内海 洋一 九州産業大学, 教養部, 教授 (30123780)
田代 栄二 西南女学院短期大学, 教授 (20085674)
片岡 徳雄 広島大学, 教育学部, 教授 (80033687)
八木 佐市 広島大学, 法学部, 教授 (70033719)
|
キーワード | 都市発展の歴史過程(軍事〜平和、中〜大都市) / 大都市と衛星都市ーその都市病理との関連ー / 都市病理関与者の属性変化 / 暴力団 / 麻薬等と都市病理の各種重複関連 |
研究概要 |
第二年度の研究は、おおよそ次のようである(本研究は、22名の研究分担者と1名の研究協力者)。問題別に5研究班に分れ、各班は4つの活動分野を持つ。第一は、各自の個人的調査活動であり、その内容は1)資料蒐集と2)現地の実態調査である。ここでは、初年度に多く基礎的なレベルであったものがテーマの内容に対し、深く関与し、精密化し、本格的な理論化への準備が有効に進んだ。第二は、全体での現地合宿研修と班会議である。これは、研究会、研究協議等であり、初年度の4回から2回となったが、前年の上に立って実質はかなりの進展があった。第三は、我々の最終目的である理論化の作業である。これは、データの確実なつみ重ねと共に飛躍的に進んだ。例えば、己に初年度よりの問題の深層的課題「価値観の対立の分析(断酒会:アルコール依存)」や「統計資料と社会病理学の理論との斉合(非行:薬物依存)」等の検討も「各自」進行した。班内の体系性、全体の体系性も同様である。他の政令都市との比較分析や、基礎構造研究班からの「広島市の歴史的展開過程を踏んだマクロな論理体系」の重要性も強調されている。第四は、成果のまとめの作業である。これは、最終的には第三年度の学術調査報告書で完了する。しかし、第二年度で「段階的な総括」がいろいろとなされている(著書 1名、1冊。論文 1名。2編。全国学会 6名、6件発表。地方学会 4名、6件発表〔以上確認分のみ〕)。尚、原爆家族をテーマに田代国次郎教授が(家族問題研究班)、住宅問題をテーマに西川加裲助教授が(地域問題研究班)、該当班に新たに参加された。他の3つの研究班(基礎構造、問題行動、教育問題)については初年度通りのスタッフである。
|