研究分担者 |
吉兼 秀夫 (財)環境文化研究所, 研究員
水谷 史男 明治学院大学, 社会学部, 専任講師 (90157503)
細井 洋子 東洋大学短期大学, 教授 (80073633)
清水 新二 大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (40113493)
西村 洋子 創価大学, 文学部, 教授 (00063892)
|
研究概要 |
(1) 研究打ち合わせの状況 研究打ち合わせは全体会議と班会議の二つに分けて実施することにしたが, これらはだいたい予定通りに実施された. ただ, 班によっては全員によってでなく, 一部の会員同士によって打ち合わせがなされるケースも多かった. 全体会議は当初7月末に計画されたが, 都合により9月になされ, 研究調査の目的と方法についての再検討や確認がなされ, 併せて研究費の使途方法ほどについても確認し合った. 第2回全体会議は昭和63年3月初旬に実施され, 研究調査の進行状況や問題点について報告と意見交換がなされた. (2) 研究哭調査の進行状況 この点に関しては個人差がかなりあった. たとえば, 犯罪, 非行, 自殺, 単親世帯などではほぼ90%の資料がなされ, 整理も進行しているが, 売春などでは文献資料などで入付しくいものもあり, 聴取調査でも困難が多く, ようやく30%程度の段階にあるケースもあった. しかし, どの研究視聴についても, 東京と大阪の関保当局の協力総勢はよく, 順調に進行しているようである. 第2年度(昭和63年度)ではいっそうの努力をして所期の目的を達成できると思う. 研究調査の実施面では問題は少ないが, 整理にあたっての時代区分について論議があった. これはきわめて重要であり, 時代の特徴に絡めて各課題の内容を解明し, 比較することが, 本研究の狙いなのである. この問題は一つにかかって基礎構造の扱いいかんにあるが, この問題に関する資料の整理には一段の努力が必要である. 63年度の研究会はこの問題の解決が課題となる.
|