研究課題/領域番号 |
62301045
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (50066411)
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研究分担者 |
松本 浩一 図書館情報大学, 図書館情報学部, 助教授 (00165888)
柴山 守 大阪国際大学, 経営情報学部, 助教授 (10162645)
渡辺 豊英 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80093342)
島崎 眞昭 京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (60026242)
星野 聰 京都大学, 大型計算機センター, 教授 (90025867)
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キーワード | 日本学 / 東洋学 / 漢字 / データベース / パーソナルコンピュータ / オペレーションシステム / マンマシンインタフェイス / データ圧縮法 |
研究概要 |
日本学・東洋学研究に役立つ情報処理システムの確立を目的とする本研究は、昨年(1988年度)星野聰が主催した「東洋学支援データベースの研究」の例に従ってシンポジウムを開催し、そこでの報告を総括することでとりまとめを行なった。近く報告書を印刷刊行するが、そのタイトルと報告者名をここに示す。それは本研究の本年度の研究成果を示すものであるからである。「太平御覧データベースの効用」勝村、「日本古代史の研究における一字索引の利用例」星野、「文書データベースの設計と検索機能」桶谷、「日本古典文学作品データベースの作成」安永。同報告書に収めるその他協力論文は、「タイ語三印法典編纂報告」「オペレーティング・システムMS OS-2について」柴山、「字種数の多いテキストデータのためのデータ圧縮法」小西修(名古屋大学プラズマ研究所)、 「宗門改帳データベースの規模拡大」(筑波大学学術情報処理教育センター)、「令集解の総索引作成について」水本浩典、(神戸学院大学)・村尾義和(国際日本文化研究センター)・柴田博子(奈良女子大学文学部)、「全文データベース構築の問題点」上田修一(慶応義塾大学文学部)、「電子計算機による西海道戸籍受田額の再検討」水野柳太郎・今泉重男(奈良大学)等であり、パネルディスカッション「人文科学とコンピュタ」における報告、すなわち杉田の他、小沢一雅(大阪電気通信大学)・八村広三郎(京都大学情報処理教育センター)・早川聞多(国際日本文化研究センター)の報告も収録する。これらの諸論文及び報告は、本研究遂行途上の研究会で中間報告したものを含み、現在日本学・東洋学関係の情報処理研究の水準を示すものであると同時に、今後の研究に大きな指針を与えるものである。星野を主催者とするシンポジウムは過去に3回あり、今回を含めて計4回であるが、こうした形式を取りながら各年の研究を綜合化する努力は今後も続けたい。
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