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1987 年度 実績報告書

現代の日米関係と国内政治, 経済, 社会文化的要因

研究課題

研究課題/領域番号 62301068
研究機関国際大学

研究代表者

細谷 千博  国際大学, 大学院国際関係学研究科, 教授 (60017564)

研究分担者 有賀 貞  一橋大学, 法学部, 教授 (80054302)
山本 満  一橋大学, 法学部, 教授 (90083485)
本間 長世  東京大学, 教養学部, 教授 (10012296)
緒方 貞子  上智大学, 外国語学部・国際関係研究所, 教授 (80138370)
宮里 政玄  国際大学, 医学院国際関係学研究科, 教授 (30044811)
キーワード日米関係 / 国際摩擦 / 対外政策
研究概要

62年7月に第1回研究会を開き, 打ち合わせを行い, 63年2月までに6回の研究会を開催した.
第2回研究会では有賀貞が「多人種・多民族社会としてのアメリカの動向と日米関係」と題して, 非白人移民の増大, 非白人人口の増大, アジア系の社会的上昇などのアメリカの最近の人口動態の特徴について述べ, それが日米関係に対してどのような影響を及ぼすかについて, 二, 三の仮説を提示した.
第3回研究会では, 五十嵐武士が「アメリカ政治の現在と未来」について報告した. とくに民主党優位の議会という状況は当分変らないという観点に立って, そのことが日米関係に及ぼす影響について論じた.
第4回研究会では, 佐藤英夫が「米国の構造変客と利益団体」と題して報告し, 政党の弱体化, 利益団体の発言力の増大について説明し, 米国の対外政策が国内の特殊利益に左右される傾向について言及した.
第5回研究会では, 泉昌一が「レーガン〈保守革命〉のゆくえ」について報告し, 〈保守革命〉はどの程度成功したのか, その長期的遺産は何かについての見解を述べ, 保守化の雰囲気は定着したが, 保守派はもうそれほど進まないと結論した.
第6回研究会では, 本間長世が「日米関係の文化的要因」と題して報告し近年の日米摩擦は「文化摩擦」というベき状況に立ち至っていることについて説明した.
いずれの研究会の場合も, それぞれの報告テーマの問題が日米関係にどのような影響をもつかをめぐって, 非観論と楽観論との間で議論がたたかわされた. 報告をしなかった研究分担者も, それぞれ研究を進めており, 研究計画は順調に進んでいるといえる.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 本間長世: Japan Review of International Affairs. Vol.1,No.2. 154-169 (1987)

  • [文献書誌] 泉昌一: レファレンス. 37. 6-18 (1987)

  • [文献書誌] 五十嵐武士: 世界. 511. 81-91 (1988)

  • [文献書誌] 後藤英夫: 国際問題. No.330. 2-17 (1987)

  • [文献書誌] 緒方貞子: 国際問題. No.334. 2-15 (1988)

  • [文献書誌] 野林健: "保護貿易の政治力学" 勁草書房, 286 (1987)

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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