研究課題/領域番号 |
62301070
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小宮 隆太郎 東京大学, 経済学部, 教授 (30012107)
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研究分担者 |
植草 益 東京大学, 経済学部, 教授 (70107481)
三輪 芳朗 東京大学, 経済学部, 助教授 (90109158)
今井 賢一 一橋大学, 商学部, 教授 (80017467)
伊藤 元重 東京大学, 経済学部, 助教授 (10128564)
伊丹 敬之 一橋大学, 商学部, 教授 (90017492)
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キーワード | 日本的企業行動 / 従業員主権 / 下請制度 / 終身雇用制 / 企業グループ / 企業間関係 |
研究概要 |
本年度は、前年度の続きとして各参加者がそれぞれ与えられたテーマでの研究を掘り下げ論文を完成させていった。その間、63年7月と64年2月に研究参加者全員が集まり、中間報告とそれに対する討論を行なった。その結果、2月の会議終了時点では、各自の論文はほぼ完成に近い状態になっている。最終的には、この成果をまとめて、「日本の企業(仮題)」として出版する予定である。 上記の研究書は、全部で5つの部から構成される。第1部は日本企業についての総論と、理論的分析をあつかう。小宮・今井・伊丹・加護野がこの部を担当し、日本企業の行動原理について理論的分析を行なう。第2部は、企業グループ、下請システム・企業間関係の理論について考察する。ここは、今井・三輪・伊藤が担当する。第3部は人的資源や労資関係について分析する。ここは、小池と大橋が担当する。第4部は、投資、技術開発、収益率などについての分析にあてられ、吉川・若杉・小田切が担当する。第5部は、非株式会社である公企業、協同組合、合資会社などについて分析を行なう。植草・岸本・小宮がこれを担当する。 以上全体として、非常にバランスのとれた、そして新しい論点を多くもりこんだ研究成果がまとまったと思われる。異なった分野の研究者の間での共同研究があるので、議論をまとめるのに苦労した面もあるが、結果としては共同研究の成果をうまく出せたと思う。
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