研究課題/領域番号 |
62301072
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
津田 眞澂 一橋大学, 社会学部, 教授 (00017625)
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研究分担者 |
藤田 伍一 一橋大学, 社会学部, 教授 (30017636)
林 大樹 一橋大学, 社会学部, 助教授 (70180974)
倉田 良樹 一橋大学, 社会学部, 助教授 (60161741)
依光 正哲 一橋大学, 社会学部, 教授 (80017631)
大陽寺(菅) 順一 一橋大学, 名誉教授 (70017606)
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キーワード | 情報技術革命 / 国際労働力移動 / 労働力の高齢化 / 就業構造の多様化 / 労働市場の二元構造 / 企業年金 |
研究概要 |
本年度は3つのチーム (理論研究グループ、実態調査グループ、失業問題・社会保障研究グループ)がそれぞれの研究計画を実行すると同時に、前年度以上に合同検討会による情報・問題意識の共有をはかった。そして、研究成果の中間的な取りまとめを行なうという意味で、研究分担者が多数の学術論文を執筆した。 1.本研究全体のテーマに関わる論文 津田眞澂「雇用問題と企業の対応」、林大樹・倉田良樹「産業社会の転換とこれからの労働問題」。この2つの論文には、本研究のテーマである「産業構造の転換に対応する労働市場政策」に関するわが国の現状を巨視的に捉えることを試みた業績で有る。2論文の問題意識は、次年度における最終的な成果の取りまとめに引き継がれる。 2.理論研究グループの研究成果に関わる論文 依光正哲「情報化社会における産業技術」、倉田良樹「情報化経営における人事管理の課題」。この2つの論文は、現下の日本の労働市場の変動を理論的に解明するための基礎的な視角である「情報化」について考察を行なった。 3.実態調査グループの研究成果に関わる論文 依光正哲「外国人労働者受け入れ問題への一視点」、倉田良樹「労働力の流動化と雇用問題」。この2つの論文は、外国人労働者問題、転職率の増大、就業構造多様化、等に関する本研究による実態調査の結果を活用した業績である。 4.失業問題・社会保障研究グループの研究成果に関わる論文 藤田伍一「日本の企業年金の現状と問題点」。本論文は高齢化が進行するわが国における企業年金の重要性とその問題点を論じている。 以上、執筆論文の一部をもって概要とする。
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