研究課題/領域番号 |
62301072
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済事情・政策学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
津田 眞澂 一橋大学, 社会学部, 名誉教授 (00017625)
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研究分担者 |
林 大樹 一橋大学, 社会学部, 助教授 (70180974)
倉田 良樹 一橋大学, 社会学部, 助教授 (60161741)
藤田 伍一 一橋大学, 社会学部, 教授 (30017636)
依光 正哲 一橋大学, 社会学部, 教授 (80017631)
太陽寺 順一 (管 順一) 一橋大学, 名誉教授 (70017606)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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キーワード | 産業構造の転換 / 情報化社会 / 人事・労務管理 / 人口高齢化 / 労働者意識の変化 / 外国人労働者問題 / アジアとの産業構造の調整 / 地域経営 |
研究概要 |
昭和62年にこの研究がスタ-トしてから3ヶ年が経過したが、当初の研究目的および研究計画をほぼ消化することができた。ただし、予算規模の縮小と情報関連機器のめざましい進歩によって、若干の修正を施したことは事実である。 3ヶ年の研究を貫いた基本線は、第一に、産業構造の転換によって出現する経済社会を「情報化社会」とみなし、「情報化社会」に特有の企業経営、人事管理、地域経営などの点で新しい思想と新しい手法が生まれていること、第二に、労働者意識が大きく転換し、職業意識、生活意識が急速に変化し、そのことが企業環境の変化となり、労働市場も流動化すること、第三に、労働力人口の高齢化がますます進展し、これへの適正な対策なしには「豊かな社会」を構築することができない、ということであった。 各々の研究グル-プは、他のグル-プと連携しながら、与えられた課題を掘り下げ、現実に即した実践的提言を行なうことができた。 本研究がスタ-トした時点では、あまり注目されていなかった「就業形態の多様化」や「労働力の国際移動」などは、本研究のメンバ-が積極的に発言することによって、いまや学界の中心的テ-マになっており、また、「情報化社会」における「情報化経営」という新しい概念を提示して、さまざまな議論をひき出すようになったことは、本研究のメンバ-の研究成果がつぎつぎに公表されたことによるものと考える。 産業構造の転換をグロ-バルに考えることは勿論であるが、本研究で比較的手薄な部分は、日本とアジアとの産業構造の調整の問題であり、この点の解明は次の機会に譲ることとする。
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