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1987 年度 実績報告書

システム制御理論の総合と体系化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62302034
研究機関京都大学

研究代表者

片山 徹  京都大学, 工学部, 教授 (40026175)

研究分担者 池田 雅夫  神戸大学, 工学部, 助教授 (00031146)
荒木 光彦  京都大学, 工学部, 教授 (60026226)
細江 繁幸  名古屋大学, 工学部, 助教授 (50023198)
木村 英紀  大阪大学, 工学部, 助教授 (10029514)
松尾 強  名古屋大学, 工学部, 講師 (40023163)
キーワード線形システム理論 / ロバスト制御 / 感度最適化制御 / ディジタル制御 / ディジタル信号処理 / 繰り返し制御 / 無限次元システムの理論
研究概要

本年度は昭和62年10月仙台において研究打合せを,また昭和63年1月三重県志摩郡において全員泊込みの研究集会を行った.本研究の1つのテーマであるシステム制御理論各分野のサーベイについては,ロバスト制御および信号処理を中心として以下のテーマに関する調査を実施した.
1.制御理論の新しい展開 2.最適レギューレータのロバスト性 3.ディジタル制御系のロバスト性 4.非線形システムのロバスト安定性 5.むだ時間システムのロバスト性 6.H^∞最適制御 7.信号処理とそのアーキテクチャー 8.2次元ディジタル信号・画像処理
しかし, システム理論とその関連分野は広大であり,包括的な体系化・総合化には至っていないのが現状である.
各分担者の研究実績としては裏内記載の発表論文の他に以下のようなものがある.
1.H^∞最適化制御に対する状態空間による新解法の提案
2.大規模構造物のモデリングとその安定性解析・制御の新しい方法の開発
3.ILQサーボ系の設計法の一般化に関する研究
4.ディジタル制御系の強安定化,およびサンプリング間情報を用いるディジタル制御系の新しい設計法
5.無限次元システムの内部安定性と外部安定性の関係の確立
6.離散時間LQレギュレータの極配置可能領域の計算
7.むだ時間システムの安定化およびスペクトル配置
以上のように初年度であるがかなりの成果を得ることができたと言える.次年度においても今年度と同様の全員参加の泊込み形式のシンポジウムを開催し,分担者の研究成果を発表し,相互に批判を加えることにより新たな理論として体系化する.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.Mita: International Journal of Control. 45. 2071-2082 (1987)

  • [文献書誌] T.Fujii: IEEE Transactions on Automatic Control. AC-32. 995-1004 (1987)

  • [文献書誌] H.Kimura: IEEE Transactions on Automatic Control. AC-32. 1085-1093 (1987)

  • [文献書誌] S.Hara: IEEE Transactions on Automatic Control. AC-33. 59-67 (1988)

  • [文献書誌] T.Katayama: Signal Processing. 14. 128-138 (1988)

  • [文献書誌] 杉江俊治: システムと制御. 31. 613-620 (1987)

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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