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1988 年度 実績報告書

水理学・水工学における教育効果向上のための教育用ソフトシステムの総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62302044
研究機関東京工業大学

研究代表者

日野 幹雄  東京工業大学, 工学部, 教授 (30016323)

研究分担者 灘岡 和夫  東京工業大学, 工学部, 助教授 (70164481)
大橋 正和  中央大学, 理工学部, 講師 (90160598)
池田 裕一  宇都宮大学, 工学部, 助手 (20202898)
山田 正  北海道大学, 工学部, 助教授 (80111665)
沢本 正樹  東北大学, 工学部, 教授 (90016519)
キーワード流体力学教育 / 数値流体力学 / 水工学教育 / 水理学教育 / 海岸工学教育 / パソコン・グラフィックス
研究概要

第一年度(昭和62年度)は、主に流体力学や海岸工学の基礎的問題に関して、理論解の与える数式に具体的数値条件を、パソコン、キーボードから任意に与え、それに応じ、計算がパソコン上で行われ、結果をグラフィックスとしてCRT上に表示するプログラムを作成・整備した。いわば、初心者向けのプログラムである。
第二年度(昭和64年度)においては、流れの場の美しさと複雑さを理解させることも目的の一つにし、より高度な内容について計算プログラムの開発とグラフィックスの整備を行った。したがって、初心者向けのものとは異なり、プログラムのアルゴリズムの理解よりは、計算結果を楽しみ、流体現象に親しませることに重点を置き、プログラム言語も初心者向けのBASICよりは、FORMATION,Pascal,Cなどに依ることとした。
作成したプログラムを内容別に分類すれば、次のようになる。
(1)流体現象の解析を行う高度なプログラム:任意形状の2次元および3次元場の流れ場の流速・密度(温度)・濃度分布を一般座標系(boundary-fitted grid)により計算する汎用性の高いプログラムを開発し、山脈を越える流れ;大気-植生-土壌圏の環境の計算を行った。また、離散渦糸法による乱流場の計算を行った。
(2)計算結果の表示に関するプログラム:いかに秀れた計算がなされても、それをわかり易く視覚表示できなければ、単なる数値のデータの山に過ぎない。そこで、計算結果をCRT上に表示するための3次元データのバード・アイ表示法;流線と流跡線の作図法;国土数値情報を利用した地形情報システム、地形特性の解析の開発を行った。
こうして作成したプログラムの教育効果の判定は、昭和63年8月の土木学会水工学研修会の講義の一つとして行い、一応の評価を得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 日野幹雄: 水工学シリーズ88-A、土木学会水理委員会. 1-18 (1989)

  • [文献書誌] 日野幹雄: "パソコン・グラフィックスで学ぶ水理学" 丸善株式会社, (1989)

  • [文献書誌] "パソコン・グラフィックスで学ぶ水理学" 丸善株式会社, (1990)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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