研究分担者 |
須澤 利郎 広島大学, 工学部, 教授 (20034291)
荻野 圭三 東京理科大学, 理工学部, 教授 (60084430)
城田 靖彦 大阪大学, 工学部, 教授 (90029091)
徳丸 克己 筑波大学, 化学系, 教授 (60011491)
飛田 満彦 東京都立大学, 工学部, 教授 (60087301)
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研究概要 |
1.合成繊維基貭中のクリスタルバイオレットの光退色を, 染料をとりまく環境の多様性を考慮し, アセトニトリル中のアントラキノンスルホン酸の光反応を水分の効果を考慮して, 光化学的に解析した. 2.可視・紫外・レーザー光による色素の退色, アゾベンゼン系色素の銅錯体の有桟溶媒中の退色桟構, またペリレン系顔料を分散したポリ(Nービニルカルバゾール)の光電変換を調べ物理化学的に解析した. 3.染料モデル物貭の水溶液中からの活性剤の収着, アニオン/非イオン界面活性剤混合水溶液の色素の退色を界面化学的に明らかにした. 4.ナイロン6・酸性染料系の光退色に及ぼす温度効果, 羊毛・ロイコナフタザリン系の酸化反応, 血清アルブミン・酸性染料系の耐光性を調べて, 色素光退色に及ぼす基貭効果として総括した. 5.染料を側鎖に結合したポリグルタミン酸共重合体の光特性, 反応染料の絹上の固着状態と耐光性を調べて, 色素光退色に及ぼす色素の固着・染着状態の効果を議論した. 6.フタロシアニン系青色染料とアミノピラゾリン系黄色アゾ染料の混合染色セルロース上の異常光退色, 反応染料・セルロース系の光退色におけるヒスチジンの効果を調べて, 色素光退色に及ぼす共存物貭効果を明らかにした. 7.天然色素・絹染色系の光退色におけるアルミニウムその他各種金属塩の効果を調べて, 色素光退色における金属イオンの効果を明らかにした. 8.耐光性色素材料として, 平面大環状の新規化合物を設計合成し, その構造を解明した. 9.ブルースケールの光退色を変退色の計測評価値で定量的にとらえ, 耐光性評価規準を確立した. 10.これらを総括して, 展開を計画した.
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