研究課題/領域番号 |
62303017
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
米田 文郎 京都大学, 薬学部, 教授 (80040327)
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研究分担者 |
杉浦 幸雄 京都大学, 化学研究所, 教授 (40025698)
北川 勲 大阪大学, 薬学部, 教授 (20028830)
冨士 薫 京都大学, 化学研究所, 教授 (20027056)
藤多 哲郎 京都大学, 薬学部, 教授 (40027024)
矢島 治明 京都大学, 薬学部, 教授 (00025678)
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キーワード | 核酸 / 蛋白質 / 機能性分子の合成 / 作用機序の解明 / レセプター / 生物有機化学 / 生物活性物質 |
研究概要 |
1.昭和63年2月4日(木)京大会館(京都市)において本研究課題「生物有機化学のニューフロンティア」の班員による研究発表会及び今後の研究の打合せ会を開催した.演題および講師は以下の通りである.1)チオール類の5ーアリリデンー1,3ージメチルバルビツール酸による酸化:非対称ジスルフィドの合成への応用(京大薬・米田)2)ペプチド合成のためのハード酸による脱保護の方法(京大薬・矢島)3)アスピドスペルマ及びフンテリア型のインドールアルカロイドのエナンチオ選択的合成(京大化研・冨士)4)狭い溝を修飾したオリゴヌクレオチド:ヒポキサンチン,N^2ーメチルグアニン及び3ーデアザアデニンを含むデカデオキシヌクレオチドの合成とそれらの制限酵素との相互作用(北大薬・上田)5)メタロブレオマインの配列特異的DNA認識と開裂の分子生物学的分析(京大化研・杉浦)6)アレンの分子内環化付加反応を経由する新しい合成戦略(九大薬・兼松)7)生体エネルギー生産の作用機作解明に役立つペプチドの合成(京大薬・藤多)8)イオノフォアの合成と検索(阪大薬・北川)9)Pー450類似機能性人工触媒系のデザインとそれらによる未利用資源の有効利用への応用(東大薬・広部)10)レチノイド特異的結合蛋白によるヒト前骨ずい白血病細胞HLー60へのレチノイド類の特異的取り込み(東大薬・橋本(首藤の代理))11)2つの相補的ノナ(2′ーOーメチル)リボヌクレオチドに関する合成とハイブリダイゼイション(北大薬・大塚).熱心な討論が行われた. 2.発表会終了後班員による研究会議を開催し,生物有機化学に関連した研究体制を強化し,鋭意研究を遂行し緊密な研究情報の交換を行なう旨の令意を得た. 3.研究発表の項に記載の如く本研究課題に関連した研究成果を機関誌に発表し多大の成果を得た.
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