研究分担者 |
藤井 信孝 京都大学, 薬学部, 教授 (60109014)
広部 雅昭 東京大学, 薬学部, 教授 (20012594)
藤田 哲朗 京都大学, 薬学部, 教授 (40027024)
大塚 栄子 北海道大学, 薬学部, 教授 (80028836)
上田 亨 北海道大学, 薬学部, 教授 (00001032)
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研究概要 |
米田文郎;絶対嫌気性メタン生成菌に含まれる酸化還元補酵素F_<420>の全合成に初めて成功した。また軸不斉および面不斉を有する5-デアザフラビン酵素モデルを設計合成しその不斉酸化還元反応を実現した。上田亨;制限酵素の塩基配列認識が極めて精密である点に着目し、4〜6塩基対認識配列を持つ制限酵素を選び、チミンの5位メルル基の有無がリン酸エステル結器の開裂に決定的に重要であることを示した。大塚栄子;大量合成に適した液相法を用いて、6mre(GGINCC,I=イノシン,N=A,G,C,U)と9mer(GGAGAUGAC)を合成した。首藤弦一;遺伝子発現を調節することによって分化を制御しているレチノイドについて構造活性関係を明確にし、新構造のレチノイド活性物質を創製した。広部雅昭;チトクロ-ムP-450機能を化学的に模したモデル系を構築し、その機能の精密化を図ることにより、P-450の分子機構、機能発現要因を明らかにした。北川勲;イオノアォイ活性の発現が期待される大環状ラクトンエポキシド類の合成および種々の天然物質からイオノアォアの探索を行った。兼松顕;オピオイド受容体機能の探索子の設計研究の一環として新たに活性ジスルフィド基を有するオピエ-トリガンドを合成し、オピオイド受容体に対する結合試験を行い、オピエ-トの6位近傍に二次認識可能な感受性チオ-ル基がオピオイド受容体側に存在することを証明した。藤多哲朗;シイタケ栽培に多大な被官をもたらすTrichoderma Polysporumの栽培液よりトリコスポリン-Bを得、その構造決定と合成を行った。冨士薫;キラル脱離基を利用した新しい不斉誘導反応を開発した。藤井信孝;新しい脱保護法ならびに新しいジスルフィド形成反応を開発した。杉浦幸雄;抗腫瘍抗生物質ブレオマイシンおよびエスペラミシンによるDNAの塩基配列選択的な切断機作を分子レベル習把握し、これに基づいたユニ-クな機能を有する新しい核酸標的分子の設計を試みた。
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