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1987 年度 実績報告書

生命科学技術の進展への象疫学の対応

研究課題

研究課題/領域番号 62308016
研究機関順天堂大学

研究代表者

奥村 康  順天堂大学, 医学部, 教授 (50009700)

研究分担者 岸本 忠三  大阪大学, 細胞工学センター, 教授 (10093402)
浜岡 利之  大阪大学, 医学部, 教授 (60028529)
谷口 克  千葉大学, 医学部, 教授 (80110310)
狩野 恭一  東京大学, 医科学研究所, 教授 (80152825)
多田 富雄  東京大学, 医学部, 教授 (10009136)
キーワードバイオテクノロジー / リンフォカイン / 免疫機能分子 / 自己認識
研究概要

班会議における討論の結果, 以下のような要旨で免疫学者を動員し, 64年度の重点領域への申請をおこなうことにした. 日本の免疫学は, いろいろの領域で世界に比肩し得る実力を持っているが, これまでに最も評価が高く, かつ実力ある人材を蓄えているのは, 免疫応答の認識・統御系, 更に各種のリンフォカイン等の免疫機能分子の研究に関するものである. 国際的に最も競争の激しいこの領域において, 日本独自の研究の成果も多く知られている.
しかしこの方面での研究は, 世界各国が全力を挙げているところであり, きわめて競争が激しい. 各国において, いわゆるバイオテクノロジーの技術革新がおこなわれ, それらは分子生物学の知見を地盤として, 免疫学に次々に応用されようとしている. 日本で確立された技術も急速に諸外国の研究者に利用されるようになり, アメリカ, ヨーロッパマどの物量, 情報量, マンパワーの勝った研究所は競って新しい研究を報告しつつある. ことに設備と研究費が充足し, 協力研究が盛んな米国の主だったいくつかの研究所の成果には, 日本で個々の研究者がこつこつと取り組んでも太刀うち出来ないものがある. このような状況においては, 日本の優れた研究者がよい研究協力態勢を作って, 遺伝子や細胞クローン, モノクローナル抗体などを共有して研究を推進してゆかなければ, とうてい国際競争に打ち勝つことは出来ない. このクリティカルな時期にあることを自覚した上で, ここでは, 特にいまだ進展の少いヒトの免疫系の解明, 更には免疫病の病因解明を最終目的として重点研究領域として, 「自己認識の成立と免疫機能分子」という課題で応募することを決定した.

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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