研究分担者 |
岡田 典弘 筑波大学, 生物学系, 講師 (60132982)
武藤 星 名古屋大学, 理学部, 助教授 (80034635)
池村 淑道 国立遺伝子研究所, 助教授 (50025475)
志村 令郎 京都大学, 理学部, 教授 (60025426)
小関 治男 京都大学, 理学部, 教授 (50028106)
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研究概要 |
遺伝暗号とtRNA研究を綜合的に推進するための組織作りが, 本研究課題の目的である. 最近この分野の発展は,わが国の研究者にあり,主導的に行われてきた.しかし,これまで部分的にしか交流のなかったメンバーを集め,この課題の研究体制を早急に整備し,組織的に研究を進めることは,世界にほこりうる分子生物学の一分野を日本で確立することを意味する.そのためには,昭和63年度の重点領域を申請し,成立させることがもっとも効果的であるとの結論をえた. 本年度は,2回の班会議(名古屋・東京)を開催,さらに少人数による儉討会を頻繁に行い,重点領域申請は下次の四つの柱をたてて行うことに決定した I.遺伝暗号の多様性 II.遺伝暗号解読のメカニズム III.コドン選択 IV.RNAの新しい機能 申請書類の作成は既に完了し,現在申請の段階にある. また,昭和63年1月8日,公開シンポジウム"遺伝暗号の可変性"(東京)を開催し,この分野の重要性をアピールすると共に,わが国のレベルの高さを再認識した.このように重点研究申請に至るまでの準備研究及び調査は充分になされたものと考える なお,公開シンポジウムでの話題提供は下次の通りであった. 大沢省三:遺伝暗号は変化するーそのメカニズム;池村淑道:コドン選択の多様性を生む要因;横山茂之:コドン認識の分子機構;岡田典弘:tRNA像遺伝子による高等動物ゲノムの再編成;井口八郎:オルガネラの遺伝暗号
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