研究課題/領域番号 |
62410006
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
溝上 泰 広島大学, 学校教育学部, 教授 (50127718)
|
研究分担者 |
前田 俊二 広島大学, 学校学育学部, 助教授 (20165640)
石橋 昇 広島大学, 学校教育学部, 助教授 (30033658)
小原 友行 広島大学, 学校教育学部, 助教授 (80127927)
中西 稔 広島大学, 学校教育学部, 教授 (50033650)
井藤 芳喜 広島大学, 学校教育学部, 教授 (90032490)
|
キーワード | 森林と人間生活 / 総合カリキュラム / カリキュラム開発 / 森林意識 / 森林の働き / 森林公園 / 森林の文化史 / 緑の南北問題 |
研究概要 |
本年度の研究業積は、1.「森林と人間生活」に関する総合カリキュラム開発のフレームワークの設定、2.「森林と人間生活」に関する生徒の意識の実態調査、3.「森林と人間生活」に関する総合カリキュラムの開発、以上の3項目にまとめることができる。 1.については、わが国の環境・資源教育や「森林」教材の開発に関する先行的研究成果の検討、諸外国の「森林」に関するカリキュラム開発の先行的な研究成果の検討、「森林と人間生活」の関係についての専門的な研究成果の検討、「森林と人間生活」に関する生徒の意識の実態調査結果の検討、「森林と人間生活」に関する実験授業の実施とその結果の検討などを通して、「森林と人間生活」に関する総合カリキュラム開発のフレームワークの理論仮説(学習の意義、教材観・生徒観・指導観、基本的目標、内容構成、学習方法など)を設定した。 2.については、日本及び韓国の都市部と農村部(森林地域・非森林地域)の中学生の、「森林と人間生活」に関する意識の実態を明らかにした。また、カナダ(ブリティシュコロンビア州)、アメリカ合衆国(ハワイ州)、ニュージーランド(ノースアイランド州)、日本(広島県・高知県)、以上4か国の都市部と農村部(森林地域・非森林地域)の生徒の、森林の絵、森林に関する知識・感情、森林に関する質問についての国際比較を行った。そして、それらを通して、カリキュラム開発のための示唆を得た。 3.については、1.2.の研究成果に基づいて、現場教師の協力を得ながら、主として中学校社会科における「森林と人間生活」に関する教材開発を試みた。開発した教材は、「森林の働き」「森林の歴史」「森林公園」「森林の南北問題」「暮らしの中の木」「都市生活と森林」などである。
|