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1988 年度 実績報告書

江戸時代初期版本挿し絵のコンピュータ処理による研究

研究課題

研究課題/領域番号 62410010
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

岡 雅彦  国文学研究資料館, 整理閲覧部, 助教授 (20044729)

研究分担者 笠谷 和比古  国文学研究資料館, 史料館, 助手 (90124198)
小野 尚志  国文学研究資料館, 整理閲覧部, 助手 (80124197)
北村 啓子  国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (60204913)
安永 尚志  国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (20017411)
山中 光一  国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (80000032)
キーワード挿絵情報 / タグ / キーワード / 画像処理システム / 画像ID
研究概要

本年度は前年度の成果を踏まえ、以下の研究並びに開発を行った。
1.キーワード体系の検討改訂を行った。キーワードは挿絵情報と書誌情報に大別されるが、特に挿絵情報のキーワードの与え方が問題になる。このシステムではキーワードに全てタグを付しているが、現時点でのタグは、主題、場面、個物、動作行為、状態、髪型、被り物、衣服、固有名詞、備考、書き入れ、とした。このタグにより検索範囲が限定され、効率的な検索が可能である。また、キーワードでは主題と場面のキーの与え方を重点的に検討した。また、絵の中の事物をどこまで細かく採るかと言うことと、どれだけ正確に読み取ることが可能かと言うことは絶えず問題となる。
2.画像処理のシステムは、前年度はキーワードの登録・修正・検索の基本システムの開発を行ったガ、今年度は検索結果の送信機能の追加開発を行った。内容は、転送すべき画像IDの並べ替えを、画像IDによるソート、キーワードによるソート、タグによるソート、タグ+キーワードによるソートの四種とし、この結果を磁気ディスク上にファイルの形で転送し、ホストに接続された光ディスク装置に格納された画像データをサーチし、メニュー選択に従って高解像度ディスプレイまたはFaxに転送する。高解像度ディスプレイでは、受信ファイルの格納順に従って順次画像データを表示する。上記の検索及び検索の送信はユーザーIDのもとに行うので、複数のファイルが作成され、検索の中断・再開追加等を可能である。
この研究は研究二年目で、多くの課題を抱えており、将来的には画像処理技術が発達した段階で可能となる課題も多いが、現時点で可能で、このシステムに欠けている部分は論理演算と、座標情報のDBへの追加である。

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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