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1988 年度 実績報告書

4メートル短ミリ波望遠鏡による星生成領域の広域探査

研究課題

研究課題/領域番号 62420002
研究機関名古屋大学

研究代表者

福井 康雄  名古屋大学, 理学部, 助教授 (30135298)

研究分担者 藤本 光昭  名古屋大学, 理学部, 教授 (70022580)
河鰭 公昭  名古屋大学, 理学部, 教授 (60022513)
小川 英夫  名古屋大学, 理学部, 助手 (20022717)
キーワードミリ波天文学 / 星間分子 / 星形成
研究概要

4メートル望遠鏡による星生成領域の広域探査を行った。今年度は新たに超高感度4K冷却超伝導受信器を塔載することによって受信器感度の大幅な向上が達成された。また、今年度購入されたスーパーミニコンピュータMV15000(特別設備費)によって観測データの処理能力も大幅に向上した。これらの改良をうけて、今年度は観測計画の一部見直しも含めて一層系統的に掃天観測を行った。新たな成果の概要を以下に記す。
1)へびつかい座の分子雲コアの2′グリット間隔での観測がほぼ完了した。これによって約50個の分子雲コアの物理量が精度よく評価される。
2)新たにへび座領域の暗黒星雲の広域観測を開始した。既に5000点についてスペクトル(^<13>CO)が得られている。特に注目されるのは、へびつかい座に見られるフィラメント状分子雲に類似の分子雲が見出されたことである。フィラメント形状の成因を解明する上で有用な例がもう一つ発見されたと言える。目下、へび座フィラメントの詳細な速度分布の観測を行っている。
3)セフェウス座暗黒星雲の観測を開始した。今年度は、アイラス赤外線点源の方向について分子ガスの分布を調べた。約3000点について^<13>COスペクトルが得られている。
4)おうし座暗黒星雲を^<13>COスペクトルによって広域観測した。既に約70パーセントの領域がカバーされており、7000点について^<13>COスペクトルが得られている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 福井康雄: Vistas in Astronomy. 31. 217-226 (1988)

  • [文献書誌] 水野亮: Astrophys.J.(1989)

  • [文献書誌] 兼古昇: Astrophys.J.337. 691-703 (1989)

  • [文献書誌] 河鰭公昭: Vistas in Astronomy. 31. 775-779 (1988)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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