研究課題/領域番号 |
62420006
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
関口 雅行 東京大学, 原子核研究所, 助教授 (10013393)
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研究分担者 |
服部 俊幸 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 助教授 (50134648)
東條 栄喜 東京大学, 原子核研究所, 教務職員 (10092280)
溝渕 明 東京大学, 原子核研究所, 教授 (40028121)
上田 望 東京大学, 原子核研究所, 助手 (00013417)
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キーワード | ECRイオン源 / 多価重イオン / イオン源 / 重イオン・ビ-ム |
研究概要 |
(1)昨年度ビ-ム加速を始めた6.4GHzのマイクロ波を使ったSFサイクロトロン用ECRイオン源(SFーECR)では、次のような研究を行った。 (a)1つの閉じたECR領域を持つような磁場分布(モ-ドIと称す)で、CからArにいたる気体元素について、ビ-ム強度の測定を行い、国際水準の性能が得られることがわかった。 (b)2つの閉じたECR領域を持つような磁場分布(モ-ドIIと称す)で、(a)項と同様な測定を行い、モ-ドIとほぼ同様な結果を得た(c)SFーECRについて、モ-ドIとモ-ドIIについての比較検討を行なった。モ-ドIは構造が簡単であるが、測定された諸々のデ-タから、モ-ドIIでは更に強度の増大が計れる余地があることが判明した(d)SFーECRを本来の目的どうり本研究所のSFサイクロトロンに設置し、総合的性能テストを行った結果、良好な結果を得たので、そのまゝ実験に使用できるようにした。 (2)上記SFーECRとは別に、小型軽量のECRイオン源(HiECR)を、6.4GHzのマイクロ波源を用いて、(a)項と同様の測定を行なった。HiECRは高電荷のイオンに対してはSFーECRにおとるが、低電荷状態では優れていることが判明した。 (3)14.25GHzのマイクロ波源を購入して、HiECRを14.25GHzで働かせる研究を開始した。末だ明確なデ-タを得るには到っていないが引き続いて研究することにより、6.4GHzと14.25GHzでの性能の比較が可能となり、多価重イオンの生成機構の一層の理解が得られるであろう。
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