研究概要 |
1.本研究の目的 エレクトロニクスデバイスの高性能化 従来のSi半導体デバイスより優れた高速性・低消費電力を特徴とする新デバイスの開発. →超伝導ー半導体結合デバイス 2.本研究の研究実績 a)当初の計画 ・超伝導体として用いるNbN薄膜の作成 ・同薄膜の超伝導特性(Tc,コヒーレングス長など)の評価 ・半導体基板の最適化 b)研究経過,実績 ・本科研費により購入したマグネトロン型2極高周波スパッタ装置により,Nb,およびNbN超伝導薄膜の作成と最適製膜条件の選定を行なった. その結果,Nbで約9K,NbNで15KのTcが得られた. ・一方, Nbを用いた超伝導伝送路の理論的シミュレーンを行なって信号波形の解析を進め,損失・分散の無い伝送路の実現の可能性を検討した. ・研究計画ではNbなどの極低温超伝導体を対象としたが,YBaCuO系,BiSrCaCuO系の高温超伝導体を用いた電子デバイスの実現のためその薄膜化,特性評価を行なった.
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