研究分担者 |
北村 聖 東京大学, 医学部(病), 助手 (10186265)
山田 明 東京大学, 医学部(病), 助手 (70175660)
岡部 哲郎 東京大学, 医学部(病), 助手 (80169135)
春日 雅人 東京大学, 医学部(病), 助手 (50161047)
大沢 仲昭 東京大学, 医学部(病), 助教授 (90010090)
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研究概要 |
エリスロポエチン(EPO),コロニー刺激因子(CSF),ILー3などの造血因子の各種造血細胞への作用機序の解明,ラジオイムノアッセイの確立,臨床応用の可能性の追求を目的として以下の研究を行った. 1, EPOについて (1) 産生細胞の検討 ヒトおよびマウスの腎臓組織を用いて,in situ hybidi zation法により,産生細胞の同定を試み,近位尿細管を示唆するデータが得られたので,確認しつつある. (2) 腎性貧血に対する臨床応用 リコンビナント・ヒトEPOを腎性貧血透析患者に投与し,著明な貧血改善効果を認めた. 副作用は認めなかった. 2, CSFについて (1) GーCSFの顆粒球機能促進作用 リコンビナント・ヒトGーCSFの顆粒球機能促進作用をin vitroの実験系において確認した. (2) GーCSFの顆粒球産生促進作用 マウスを用いるin vivoの実験系において,抗癌剤投与後と放射線照射後の顆副球減少をGーCSFが有意に回復させることを確認した.
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