| 研究課題/領域番号 |
62440070
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| 研究種目 |
一般研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
眼科学
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| 研究機関 | 埼玉医科大学 |
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研究代表者 |
野寄 喜美春 埼玉医科大学, 眼科, 教授 (40049755)
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| 研究分担者 |
山口 達夫 聖路加国際病院, 眼科, 副医長 (90053305)
神鳥 英世 埼玉医科大学, 眼科, 助手 (30204803)
原 和彦 埼玉医科大学, 眼科, 講師 (40164991)
千代田 和正 埼玉医科大学, 眼科, 講師 (80053271)
天野 清範 埼玉医科大学, 眼科, 助教授 (70049774)
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| 研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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| キーワード | エキシマレ-ザ- / レ-ザ-媒質(ArF) / 照射光学系 / ロ-テ-ティングシステム / 円板状角膜切除(ablation) / 屈折矯正手術 / 角膜創傷治癒 |
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| 研究概要 |
エキシマレ-ザ-の眼科領域での応用として、角膜切開および切除の動物実験を推進し、その照射条件、安全性を確認し、臨床応用の可能性を示唆し得た。
1.Lambda Physik社、Model EMGー102型を購入し、レ-ザ-媒質として、ArF,193nmを使用した。
2.角膜切開への応用:照射部面積を規定するアルミ板を作成して家兎角膜に照射し、組織学的に照射出力と切開の深さとの関係を検討し、総出力を変えることによって任意の深さの切開を得ることが確認された。
3.照射光学系の試作:角膜切開を確実に効率よく行う目的で、新しい光学系を試作、使用した。この光学系の使用によって、スリット状のみでなく、円形、楕円形、三角形など6種類の異なった形状の切開が可能となり、また、単位面積当たりのエネルギ-が2倍になったため、照射時間は約半分に短縮された。
4.この光学系には、ロ-テ-ティングシステムが組み込まれており、ビ-ムを360度回転させることが可能で、このため、角膜円盤状切除(ablation)が容易に出来るようになった。
5.エキシマレ-ザ-による角膜切開の創傷治癒について、metal bladeおよびdiamond bladeによる切開創と組織学的に比較検討した結果、エキシマレ-ザ-による切開創は極めて鋭利で、創傷治癒も早いことが確認された。この点では、ablationにおける創傷治癒も同様な結果が得られた。また、周囲組織への侵襲が最も少なかった。
6.屈折矯正手術への応用:角膜中央にablationを行い、術後の屈折状態を検討した結果、約2Dの近視化が確認された。
以上の結果より、今後臨床用エキシマレ-ザ-装置の作成によって角膜切開、角膜瘢痕除去、屈折矯正手術などへの覚床応用が十分可能であることが確認できた。
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