研究課題/領域番号 |
62450020
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研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
東 洋 白百合女子大学, 文学部, 教授 (60012548)
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研究分担者 |
山内 宏太朗 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (30174767)
富田 隆 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (70119337)
林 洋一 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (20145650)
繁多 進 白百合女子大学, 文学部, 教授 (10018038)
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キーワード | 知能 / 日常的概念 / 洞察力 / 文化差 / 知的応答 |
研究概要 |
本年度は、日常的知能概念をより明確にするために、実験、行動観察質問紙調査を実施した。 1.1)知能が高いか否かの判断に関連するtraitを32あつめ、英訳した。 2)上のリストの各項目について、それの個人への該当度スケールを作製した。 3)日本の大学生100名、米国の大学生78名を対象に「知能の高い者」「知能のあまり高くない者」それぞれへの上の諸項目の該当度の判断を求めた。 4)上の結果について日米差、性差を検討し、日本での記憶力、学業成績、米国で独創性、意志などが知能についての判断がかかわる傾向の強いことを見出した。 2.コンピューター画面上の記号称号からなる視覚探索課題を成人被験者に課し、課題条件に応じて自発的かつ柔軟な探索方略の変更(非機機的知的応答)が生じることを確認した。 3.母親の感情を洞察する能力を測定するためのテストを作成し、3歳児、4歳児、5歳児に実施して発達テストとして使用できるか否かを検討するとともに、知能との関連も検討した。 4.中学生の日常的知能概念を検討するための質問紙調査を実施し、社会的適応性に関する性差を確認した。
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