研究課題/領域番号 |
62450039
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
杉山 明男 神戸大学, 教育学部, 教授 (30030547)
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研究分担者 |
末本 誠 神戸大学, 教育学部, 助教授 (80162840)
沖原 勝昭 神戸大学, 教育学部, 助教授 (10094062)
土井 捷三 神戸大学, 教育学部, 助教授 (20020620)
土屋 基規 神戸大学, 教育学部, 助教授 (10093519)
平原 春好 神戸大学, 教育学部, 教授 (10012551)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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キーワード | 教科書 / アジア / アジアの教育 / 教科書に関するデ-タベ-ス / アジアの平和教育 |
研究概要 |
手さぐりで始めた研究であったが、当初の予想を上まわる成果があったように思われている。その成果は以下に上げる通りであるが、国際化の時代に向いつつある時代、この種の研究は最も基礎的な研究として位置づくはずであり、今後も断続・発展させるべきものとの感じを受けている。 (1)研究のための基礎的条件づくりとしての、教育用図書の現物を豊富に蒐集できたこと。その数は1,100点を越した。今後は,この資料を使った研究を進める必要があるが、他の研究者にも公開し、幅広い利用をはかっていきたいと考えている。 (2)上での資料をデ-タベ-ス化したこと。蒐集した資料は、一定の様式でデ-タ・ベ-スとしてコンピュ-タに入力済である。今後は、他の機関と交流しながら、より全体的なデ-タ・ベ-スの構築を進める必要がある。 (3)研究成果を社会的に広げたこと。学内の教育学会を公開で開き、一般への普及をはかった他、杉山明男はNHKのラジオ放送で「中国の子供たち」と題した講演を行った。 (4)中国・東南アジアの国々の研究者との交流が進んだこと。中でも中国、フィリピン、タイ、インドネシアの大学、行政職員との緊密な関係ができたことは特筆される。中国の場合は、特に相互に研究者の交流をし、日本からも北京・天津・大連等を訪ねるなどの行動が起きている。今後は、組織立った研究グル-プを結成し、より体系的な研究が可能になるものと予測される。 (5)研究成果のまとめの公表。これについては別紙を参照して欲しい。研究内容面での成果としては、ここでは特に触れていないが、比較研究によって、東南アジア諸国の教育制度と教育内容・方法に関わる基本的な構造を明らかにし得たと思う。(報告書参照)
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