研究課題/領域番号 |
62450040
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
杉原 潤之輔 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50015723)
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研究分担者 |
松井 敦典 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (40190384)
大森 義彦 高知大学, 人文学部, 教授 (80036582)
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キーワード | 四国へんろ / へんろ道 / 標石 / 野外運動 / 自然歩道 / オリエンテ-リング / 中高年者 / 運動強度 |
研究概要 |
本年度は一部未調査の旧へんろ道を確認した後、できる限り、旧へんろ道を通って、全行程徒歩へんろを試み、中高年者の主体的なデ-タを得る予定であったが、旧へんろ道特定のための実地調査に予測以上の時間を要したため、頭初の計画から大幅に遅れる結果となった。 従って、今回の報告は、完全に調査が終った徳島県内のへんろ道の実態及び徳島県内の1番札所から23番札所までの間を中高年者4名で実施した徒歩へんろから得られた知見に留めざるを得ない。 1. 1番札所から高知県境古目までのメインル-トは186.1kmであるが、その他1番札所へのアプロ-チル-トなどを含めた徳島県内のへんろ道の総距離は250.2kmであった。 2. 徳島県内で確認されたへんろ石は、標石272、丁石237、計509であった。 3. 非鍛練の主婦を含む中高年者4名のグル-プの1番〜23番(150km)の所要日数は8泊9日(1日平均8時間歩行)であった。 4. 心拍数変動からみた中高年者への運動強度は、日常の生活習慣(日ごろどの程度歩いているか)によって、大きな差がみられた。 5. 上記の差は、11番札所から12番札所の間(総登高標高1060m、総下行標高545m、所要時間10時間)で、最も顕著に現れた。
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