研究分担者 |
松本 直司 名古屋工業大学, 工学部, 助教授
岩下 肇 多摩美術大学, 美術学部, 助手
森下 清子 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (60105525)
田澤 年美 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (10054868)
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研究概要 |
本研究の目的は,集落や,市街化地域を流通する水路空間の利用形態に着目し,その空間構造を解明することにある。 本研究でいうところの「空間構造」とは,水路断面,流水要件,水路配置システム,そして利用行為空間の4要素である。 本研究は,これら4要素を,アンケ-ト調査,現地調査等によって情報を収集し各種の分析をおこない,4要素間に存在するシステムや,関関性,特性等を抽出する方法を実施した。 調査の特色は,全国(各県1〜2地区を対象とする)50水路を抽出し,全水路を現地調査を実施したことである。 本研究の成果は,大別して、(1)配置システムの類型化,(2)利用行為と属性との相関性の2領域にわたって解析結果を得たことにある。 (1)の配置システムでは、5タイプに50の水路類型化し,そのなかでCータイプが全体の46%を占めることを明らかにしている。 (2)の利用行為と属性との関連性については,得られたデ-タ-を5ブロックに区分し,各ブロック毎にクラスタ-分析法(ウォ-ド法)をもちいてグル-ピング化をおこない判読をおこなった。 その結果,現在利ブロックと「流量」の大・小のあいだに明確な相関性があるのを検出することができた。
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